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なぜ、玄米がいいのか?

健康志向が高まる中で、「玄米がいいらしい」
とはよく聞く話ではないでしょうか?

確かに、健康になりたいと願うなら、
玄米を食べない手はありません。

ダイエットでお米を控える方も中にはいると思いますが、

玄米がなぜいいのか?

その理由は大きく分けて3つあります。

まず挙げられるのは歴史的な背景です。

玄米は古くから日本食の中心で私たち日本人の祖先は
実に2000年以上、玄米を食べ続けてきました

こうした経緯は決して侮る(あなどる)ことはできないものです。

今のように科学的な知見などない時代のことですが、そればかり
祖先が食べてきたということは、必ず理由があるはずだからです。

いわば祖先は経験的に「玄米を食べると体にいい」
そういうことを知っており、だから食べ続けてきた
と考えるべきでしょう。


精製技術の発達により、白米を食べるようになってから、
祖先たちには大きな健康被害が起こりました。


江戸時代に、将軍家の他、白米を多く食べていた江戸庶民の間でも
脚気(かっけ)や結核(けっかく)が流行したのです。


脚気(かっけ)ビタミンB1が不足することで起こる病気です。
症状には、手足のしびれやむくみ、全身の倦怠感、食欲不振などがあります。
江戸時代から明治時代にかけて国民病として蔓延し、多くの死者を出しました。

なぜかといえば、


白米を精製することで、玄米で補っていた栄養素
が一気に失われてしまったからです。



次に「日本人の食の三原則」の一つに該当することです。

1.「適応食」
日本人に適した、米を中心とする穀物や野菜中心の日本の伝統食を
心がけましょう。

2.「身土不二」
(しんどふに・しんどふじ)
自分の住む土地で取れた旬のものをいただきましょう。

3.「一物全体食」
食物は全体でひとつの命。それを丸ごといただきましょう。

これは先人の叡智として受け継がれてきた食の基本ともいわれています。


その中の「一物全体食」に当たるのが玄米なのです。



有料の別記事にも東洋医療の「陰」と「陽」について書きましたが、
食物全体を丸ごと食べることで、「陰」と「陽」のバランスの
とれた良い食事になるのですね。



食べ物を丸ごと食べることが養生につながる
玄米はその筆頭と言えるでしょう。


目の病気を防ぐビタミンA、
神経を強くするビタミンB、
抗酸化作用に強いビタミンE
皮膚の栄養になるパントテン酸、
自律神経を強化するガンマ-オリザノール、
内臓運動を助け腸をきれいにする食物繊維


全て玄米に含まれている成分です。


タンパク源となる豆を加えれば
それだけで完全栄養素になってしまいます。


このように、玄米は健康に欠かせない栄養素が含まれている
と同時に強力な廃毒(デトックス)食材です。


表皮ごと食べる玄米は農薬が心配と考える方も多いと思いますが、
それすらも玄米の強い排毒(デトックス)作用で追い出せると言えます。


3つ目の理由、おすすめの調理法がすごく重要なのですが
また別の記事で書きたいと思います。


あなたがADHDであれ、そうでなかったとしても元気に過ごすため
日々の食卓に「玄米」を取り入れてみてはいかがでしょうか?



本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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