第二回 小説書いてみよう企画〜プロットは地獄への片道切符編〜
プロットを作るのって楽しいですよね?
小説を書く上で一番楽しいのってここまでだったりしませんか?私がそうなんです。
つまり次回から地獄の執筆作業が始まるという…。
こんばんは。
第一回を読んだ上でこの記事を読んでくれている人はいないと思うので(私にはまだ読者様などついていないはず)、こちらの、キャラクター・設定編の記事に目を通してもらえると、わかりやすいかと思います。
と、こういう風に紹介してみても、読む人ってほとんどいないと思うんですよね、私も読まないです。なので、読んでない人も内容についてこれるように書いていきますね。
あ、今回も引き続きこちらのサイトを参考に小説を考えていきます。
さて、このサイトのやり方によると、
プロットを作るには、大筋の物語にどんどんエピソードを肉付けしていくらしいです。
プロットを作ろう
大筋の物語は、
「プライベートが謎の男に恋をして、男の秘密を暴いていく女の話」
です。
ここにストーリを肉付けしていけば良いらしいので、適当に浮かんだことを書いていこうかな。
例えばなんですけど、ここで
男の秘密が一体何なのか?
というのを大きなテーマとしてもってくると、ミステリーになってしまいます。
しかし今回私が書くのは『モヤッとした恋愛小説』なので、ここで重要なのは、主人公の心理や生活の変化などの部分になってくるでしょう。
しかも、この小説のテーマは「他人の秘密、あまり探るなかれ」。
男の秘密を探ることで、主人公に不利益が生じる話にならないといけない。
さてさて、どうしよう?
キャラクターの性格から話を展開してみよう
まずは主人公の小岩りさから考えていきましょう。
【小岩りさの性格】
厳しい/強気/人が喋ってる最中に口を挟む/空気が読めない/無邪気/本心を見せない
……めちゃめちゃ難しくないか?おいおい、キャラクター性格作成機さんよお、人格破綻者じゃねえですか。
主人公は、自己中で無邪気なのに本心を見せないんでしょ?
そんな人見たことねえよ。
とにかく、想像力を振り絞ってストーリーを考えてみましょう。
大筋のストーリーは、
小岩りさが桑田かずまという男の秘密を探って後悔する、
という流れなので、まず二人が出会わないといけない。
となると、りさは学生なので、
・友達の松井かりんと入ったカフェでバイトをしているかずまに興味を持つ
これが自然な出会いになるでしょう。
なぜ興味を持ったのか?それは、
・普段周りから否定されがちなりさを、初めて肯定してくれたからだ
恋に落ちるシーンを作っていく
なんかストーリーが浮かんできましたね。
・性格破綻者で自己主張の強いりさと、立ち回りが上手くて周りを味方につけやすいかりんの二人が、カフェで何かしら言い合いをしていると、それを聞いたかずまがりさの味方をする。
・今まで、かりんの味方になった人しか知らないりさは、かずまに特別な感情を抱く。
ほうほう、それっぽいのができてます。性格の違う人間が出逢えば、自然とストーリーができていくのかもしれません。では次。
ここから、りさはある程度かずまのプライベートに踏み込める関係にならないといけない。だから、かずまと仲良くなる流れを作ろう。
・りさはかずまが気になって、そのカフェに通うようになる。
・そのカフェの店員、深田ひろふみは、りさの気持ちにすぐ気がついたものの、かずまが恋人のような、深い関係の人間を作りたがらないことを知っていた。
・ひろふみは性格が悪いので、軽いイタズラのつもりで、りさにかずまの最寄り駅を教えてしまう。
・りさはもちろん、最寄り駅付近でかずまを待ち伏せし、こっそり後をつけるのだった。
・かずまはボロいアパートに住んでいて、その場所は周りに人気がないので、りさが追いかけてきていることが足音でバレてしまう。
・かずまは表面上親切なので、家から缶ジュースを取ってきて、駅まで送り返してくれる。
・その間に、りさは自分のしたい話をし、かずまは楽しそうに聞いて、賛同してくれる。
・それがとても心地よく、りさは恋に落ちる。
はいはい、こんな感じでいいでしょうか。そろそろ面倒くさくなってきましたが、完結まで考えます。ちゃんとやります、はい。
怪しい男を召喚したい
・それから時々、りさはかずまの最寄り駅で待ち伏せし、かずまの家までついていき、駅まで送ってもらうようになった。
・かずまは嫌な顔をせず、しかしある日から、かずまが最寄り駅に来ないようになる
・カフェの店員に聞くと、かずまはバイトを辞めていた。
・家まで行ってインターホンを押すと、知らない男が出てくる
・牛島けいすけ、かずまの友達だ
・かずまはどうしたのかと聞くと、引っ越したらしい
・カメラマンの夢を追うのだとか
・そんな話聞いたこともなかったりさは、少なからずショックを受ける
んんん、ちょっとまて。
かずまがいなくなるのは最後にして、ここで何かしらの真実を知り、りさが困ったことになったほうがいいだろうか。
たとえば、りさはかずまにお金を貸していて、かずまはそれを夢のために使うといっていた。具体的なことは聞かせてもらえなかったから、ずっと問い詰めていたら持ち逃げされた、とか。
いや、もっと他の登場人物も絡めた内容にしたい。
だから、かりんを出そう。かりんとの亀裂があって、かずまがいなくなることで自分の主張を堂々と発散できる相手がいなくなり、りさは本心を押し隠す癖がつき、どんどん自分を失っていく。
?????
えーっとぉ、考えているうちによくわからなくなってきたので、戻ります。
かずまがいなくなった、カメラマンの夢を追うために。ここから他のキャラクターを絡めていこう。
・りさは、かりんに相談する。
・かりんは、かずまがりさを避けていて、実はまだあのアパートに住んでいるんじゃないかと推理する。
・かずまの家の場所を聞いて、訪ねてみる
・そこでまたけいすけが応対するが、けいすけにかずまの行き先を詳しく聞くと
ああちょっとまって、視点がいつの間にかかりんになってる。
りさに視点を戻す!
・りさはかりんの曖昧な反応に疑問を感じて、家を見張ることにする
・けいすけが朝、家から出て会社から戻ってくるだけ
・しかし、ドアに耳をつけると中からかずまの声がする
・インターホンを鳴らしまくるとけいすけが出てくるが、ドアの隙間からかずまが見えた
・問い詰めると、かずまは普段どおりに優しい
・しかし、けいすけに、かずまは興味がないと優しいんだと教えられる
・唯一自分の意見に肯定的だったかずまにさえ受け入れられないと知り、りさは自分の意見を主張することを辞める
他人の秘密を知ってしまえば
・その頃からだんだんと、人が寄ってくるようになる
・りさは、自分の意見は人に伝えないほうがうまくいくと学習し、なんでも他人を肯定するようになる
・だんだん家にこもるようになる
・学校をやめてバイトを始め、生活だけをこなす毎日
・ひろふみの話に相槌を打ち、家に帰るだけの日々
・ひろふみに、デートに誘われて、終わる
えー、こんな感じでしょうか?
人にを信用できなくなったりさが、偽りの自分でいることで、かずまと同じような境遇になる、という話になっています。なっていると思います。
うーん、難しい。私そんな複雑な人間関係とか陥ったことないんですけど。
なんか勝手にこういう結末になっていましたね。
面白いかわからないけどとにかく完成させることが大事かな。
じゃあこれでプロットは完成!
まとめ
ストーリーを考えている途中だと、やっぱりあれがいいかこれがいいかって考えちゃうんですけど、わからないならさっさと完成させたほうがいい。
完成させたら、面白いかつまらないか分かる。
わかれば、次回作に活かせる。
眠すぎて正直何言ってるかわからない。次から執筆に入っていきます。ではでは。