【創作】言問橋

筆者は言問橋(コトトイハシ)が大好きだ。ネーミングセンスもさることながら、何よりも橋の途上においては、「あちら側」と「そちら側」が存在し、いつも不思議な感覚に襲われる。

そんな私が、言問橋を眺めながら思い付いた、取り留めもない、創作を此処に記す。

勿論、言問橋という名の由来はちゃんとあるので、こちらにリンクを貼っておく。

墨田区　企画展「今と昔の橋物語　隅田川に架かる橋」(最終閲覧日:2023/11/13)

言問橋
昭和3年（1928年）完成、長さ236.8メートル、幅22.0メートル
橋名は、在原業平の詠んだ「名にしおはば　いざ言問わん都鳥　わが思う人はありやなしやと」からとった。

【引用先リンク】https://www.city.sumida.lg.jp/sisetu_info/siryou/kyoudobunka/tenzi/h15/kikakuten_sumidagawa_hasi.html#:~:text=%E8%A8%80%E5%95%8F%E6%A9%8B%E6%98%AD%E5%92%8C3,%E3%82%84%E3%81%A8%E3%80%8D%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%A8%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%80%82

【創作】
彼女:言問橋で事を誓ったら面白そうだよね？
彼: 例えば？
彼女:ん、だから、人生を誓うんだよ。橋を渡り切る途上でね。
彼: それはユニークだ。
彼女:でしょー。ちゃんと橋を渡りきった先には、「言問交番」があるからね。
彼:それは、つまり…？
彼女:そ、それはね、橋の上で痴情のもつれが起きても、事や争いを治めてくれる人がいるってこと。
彼:なるほど。よくできている。

こうして二人はちゃんと橋の途上で誓い合い、結婚した。

そうしてちゃんと、離婚もした。