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心を動かすのは「言葉」ではない

「君ならできる!!」

「めっちゃ頑張ったね。お疲れ様!!」

「すごく頑張りましたね。おめでとう!!」

上のような言葉を言われたら、皆さんはどう感じますか?

「嬉しい」とか「ありがとう」とかポジティブな感情を感じることができた方は、多分、頭の中で自分にとって仲のよい方や尊敬できる人物から言われた場面をイメージしたと考えられます。

では、同じ言葉

   「めっちゃ頑張ったね。お疲れ様!!」

を例えば、職場やバイト先で、
話してばかりで全然仕事をしないお喋りさんから言われたとしましょう。

どうでしょうか?

「ありがとう」と心から言えますか?

私は当時、心の中でこう叫びました。

「あなたが働かないから、こっちがめっちゃ頑張るしかないんだよ!仕事が終わらんからな!!喋らず、もっと働けや!!」

 つまり、同じ言葉でも

  言う人によって、言葉の受け取り方は変わる

ということです。

 なので、どんなに有り難い言葉や助言をしたとしても、相手が自分に対してマイナスイメージを持っていた場合、絶対に相手の心には届きません。

なぜなら、

「お前が言うな。」
「あなたからは言われたくない」

心に壁があるからです。

有名な林修先生も
「コミュニケーションが始まる前に決着している」
と言われていました。

    言葉よりも相手との関係性が大事

つまり、話す前に相手との信頼関係が構築できているかが最も大切なんですね。

 そして、私は「相手との信頼関係が最も大切」だということを身をもって経験しています。

 当時、彼女(後の妻)の悩みに対して、私は助言をしました。しかし、彼女は話しを受け入れてくれず、否定的な反応を示しました。

 数日後、たまたま彼女のお姉さんが遊びに来ました。その際に、数日前と同じ彼女の悩みに対して、お姉さんは私と同じ内容の助言を彼女にしました。

 すると彼女は私の時とは違い、お姉さんの言葉をスッと受け入れて納得していました。

 お姉さんが帰った後に、彼女に「お姉さんも俺と同じ内容だったじゃん。なのになんで俺の時は、受け入れてくれなかったの?」と質問しました。

すると彼女は「そうだったけ?」としか言いませんでした。

話すタイミングなどにもよると思いますが、
この場合は、『私』と『お姉さん』では、お姉さんの方が信頼でき、お姉さんが言うならそうかなと自然に受け入れられることができたのだと思います。


なので、言葉選びやタイミングも大切ですが、

それ以上に

相手のことをよく理解し、先に相手を受け入れる

ことが何より大事だと思います。

自分のことをわかってくれている、わかろうとしてくれる人に、人は心を開くものです。

 正論であっても、自分の話しを聞いてくれない方がいたら、まずは自分の普段の行動や発言から見直し、相手との関係性を再構築してみてはいかがでしょうか。

私も皆さんと一緒に精進していくので、一緒に頑張っていきましょう。

今日もお疲れ様でした。

今回のイラスト

ロボキリン


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