孤独でいるあなたへ その2
今回は前回の続きから書いていきたいと思います。
前回
パソコンの授業
クラス親睦会
今回
床に落ちていたバッグ。
大切な人ほどそばにいる。
ごめんな、バッグ。
私は当時、寮に住んでいました。その日はバイトも休みで夕食後、テレビを見ながらゆっくりしていました。そして、明日の授業の準備でもしようとバックを探しても見当たりません。
冷静になってよく考えると、学校のエレベーター前にある休憩場所の机の上に置いたことを思い出しました。
次の日の朝、学校が開く時間に行き、ダッシュでバックを置いた場所へ向かいました。
そこで、私は愕然としました。
机の上に置いてあったバックが、なんと・・・
机の下に落ちていたのです。
なんで落ちとんねん!!(心の声)
バッグを抱えると自然と言葉がでました。
「ごめんな。バッグ。」
自分に友達がいたら、置き忘れたのを教えてもらえたかもしれない。落ちたバッグをみて机の上にまた置いてくれたかもしれない。そんなことを考えるとバッグに申し訳ないと思ったのです。
今、考えると大したことないのですが、10年以上たっても覚えているので、当時の私にとってはすごく
残念な出来事でした。
大切な人ほどそばにいる。
入学してから2年経ったある日、後ろの席のT君が声をかけてくれ、会話をすることがありました。
すると話がめちゃめちゃ合い、すぐに仲良くなったのです。
自分が「なんでもっと早く声をかけてくれなかったの?」とT君に聞くと、「今までずっと話しかけるなオーラを自分がだしてたやん。しかも、ずっと音楽聞いてるか、寝てるし。」と言われました。
確かに私の当時の行動スタイルは、移動時はイヤホンをして音楽を聞く。授業にはギリギリに来る。授業中は寝る。終わればすぐに帰る。と確かに誰とも話さない、話せないスタンスで過ごしてきました。
私は肌が合う人はいないと、
勝手に自分で壁を作って、
孤独な時間を自ら過ごしていた
ことに気が付きました。
そして、いつも後ろにいたT君とまともに話したこともなく、2年が経っていたのでした。
T君と話すようになって初めて学校が楽しいと感じたのを覚えています。
もし、これを読んだ方で学生生活や会社で1人で過ごしている方がいたら、勇気を出して声を掛けてみて下さい。
全員と個別で話して、やっぱり気が合わないと思ったら仕方ありませんが、まともに会話をしてもいない内から心を閉じてしまうのはやめてください。
もしかしたら私と同じように、自分にとって大切な友人になるかもしれない人が、すぐそばにいるかもしれません。
学校さえ卒業すればよい。資格を取れさえすればよい。仕事さえ出来ればよい。
1人でいると学校や会社には、友人を作る目的で来ていないから別に問題ない。と心の中で防御壁をつくります。
確かに学校や会社に行く最大の目的は、友人を作ることではないと思います。ですが、私の経験上、自分を理解してくれる人が、1人いるかいないかでは天と地ほどの差があります。
でも、やっぱり自分からは声をかけれない。
という人が大半だと思います。そういった方は、
声を掛けられやすい雰囲気を作ってください。
例えば、学校の敷地内ではイヤホンを外すとか、
ランチの時間は誰もいないとこを探し求めて消えるのをやめる。などですかね。
中には1人でご飯を食べるとこを見られたら恥ずかしいので、トイレで弁当を食べる方もいると聞いたことがあります。
もし、トイレで食べられている方がいたら、明日から胸を張って1人で食べてください。恥ずかしいことなんてありません。むしろ、自分の意志を貫いていて格好良いです。
そうすれば、何かが変わるかもしれません。
自分の行動が変わらないと周りも変わりません。
そして、もう1つ伝えておきたい大事なことは、孤独を味わうことは悪いことばかりではないということです。
孤独を味わうことで、自問自答を繰り返します。この間はなかなかつらいですが、これを乗り越えることが出来たら、必ず精神的に成長しています。
そして、孤独を経験したことで、今まで自分を支えてくれた人、側にいてくれる人に感謝できます。
また、孤独でいる人の気持ちも理解することができます。人間は自分が経験したことでないとピンときません。
ですが、このように思えるのも時間が経ってからです。今、現状が孤独できつい方は無理をしないで下さい。
もし今の場所で光が見えなければ、場所が変われば光が見える可能性もあります。
私も当時、学校では話す相手がおらず1日中、誰とも話さない日がありました。ですが、バイトを始めてからは、バイト先で話すことが出来ていました。
毎日、誰とも話さず月日が過ぎていくのは、言葉にならない苦しみがあります。
なので、今の場所で行動を変えても、どうにもならなかったら場所を変えましょう。
他人事だから言えると思う方もいるでしょう。
そうです。他人事なのです。
自分を助けることができるのは自分だけなんです。
助けを求めないと誰にもわかりません。
デリケートな部分なので色々と意見があると思いますが、考え方の1つとして参考になれば幸いです。
それでは、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
次回もよろしくお願い致します。