失恋して数日経った感情

3年半お付き合いをした彼と別れて数日が経った。

24歳にもなって声を上げて大号泣してみたり、普段冷静な私が突然彼に反省LINEを送ってみたり。自分が自分じゃないみたいで、戸惑いと後悔と悲しみと申し訳ない気持ちで頭の中がグチャグチャで整理がつかない。
1人の人間も大事に出来なかった私がお腹を空かせ、ご飯を食べ、生きようとする本能すら許せなくて、まともな食事を摂ったのがいつか記憶にない。いっそこのまま餓死してくれよと思う。死んだらもう考えずに済むから。
どうか彼と居た記憶全て頭から消し去ってくれと、脳みそごと捨ててしまいたいと本気で願うほど、何をしていたって彼の事を考えてしまう。寝ている時だけは考えずに済む事が分かり、泣き疲れては眠るを繰り返していたら、時々夢に現れて目が覚め、また泣くの繰り返し。

一体いつ、この地獄の様な辛さは終わるのだろう。

人には期待しない事、それが一番自分が辛くならずに済むと頭では分かっているのに、私は恋愛となると偏差値が急降下するので、何処かで期待してしまうのをやめられなかった。期待していませんという顔をしながら、心の底では期待してしまっていて、期待外れな彼の言動を目の当たりにすると落ち込んだり不機嫌になったりする面倒な女だった。

私が愛した分彼も同じくらい私に愛を注ぐべきだと思っていたが、そもそも恋愛において相手に見返りを求めるのは自分勝手極まりなくて、自分が本当に彼を愛して居たのであれば、見返りなんか求めずありったけの愛を彼に注げたはずだ。
結局私は幼稚な人間だったのだと思う。本当の愛を知った気になっていたけど、私は渇愛していただけだ。自分で自分を愛せないからいつも愛に飢えていて、誰かに愛されて大事にされることでしか、自分の存在価値を見出すことしかできなかった。
こんな私みたいな人間のありのままを全て、嫌な顔ひとつせず受け入れてくれていた彼を、何故大事に出来なかった？きっと何処かで、彼は私の元から離れないと鷹を括って居たんだろう。自分を責める気持ちが止まない。

この人で最後の恋愛だと毎回思うのに、どうしていつもその先にあるのは別れなのか。何回も失恋はしたから、時間が解決する事も分かっている。それでも、この失恋は時間では絶対に解決出来ないと、彼は運命だったと、やっぱり思ってしまう。

彼には本当に感謝と謝罪をしたい。
出逢ってくれてからこれまで、不器用なりに沢山の愛を注いでくれた事。たくさんの経験を共にしてくれた事。
こんな人間との将来を考えてくれた事。お互い涙する事も沢山あったが、それ以上に幸せだった。
この失恋は私が未熟が故であり、不器用で素直になれなかった私のせいで、彼を、好きとは何なのかわからなくさせてしまい、今後に自信が持てなくさせてしまったんだと思う。本当に、こんな女で申し訳なかったと謝りたい。

涙はいつ枯れるのだろう。
私はまだ、泣く事をやめられそうにもない。