アリエッタArietta お行き、幸運なバラ「Pars, rose fortunée」
ベッリーニ歌曲集《6つの室内のアリエッタ》より
「お行き、幸運なバラ」
ルチアーノ・パヴァロッティ(1935-2007)聴いてみましょう
エクトールの解説
シチリア生まれのベッリーニは約 40 曲のメロディーを作曲しましたが、特にベルカント形式で書かれたオペラで有名です。
彼のオペラ作品「ノルマ」、「夢遊病の女」、「清教徒」は、ミラノ・スカラ座をはじめとするイタリアの有名な劇場で上演されました。
作曲者:ベッリーニ(1801-1835)
シチリア島のカターニア生まれ。音楽家の家庭に育ちます。
3歳 音楽を学び始める
6歳 最初の宗教声楽曲を作曲する
18歳 ナポリ音楽院入学、作曲と対位法を学ぶ
24歳 初オペラ「アデルソンとサルヴィーニ」
32歳 数々のオペラをヒットさせ、パリに移住
34歳 オペラ「清教徒」を発表。死去。
ベルカント様式(Bel Canto)とは
イタリア語で「美しい歌」を意味します。特に、18世紀~19世紀にかけてのイタリア・オペラで発展した歌唱法、音楽様式です。
《特徴》
1 美しい声の追及
低音から高音まで、なめらかで美しく歌うことを重視します
2 装飾音の使用
アジリタ(声を転がすように細かい音符を歌う技法)やトリルなど、複雑な総力音を多用します。
3 声の柔軟性
声の多彩な色彩や濃淡を表現し、繊細な表現から力強い表現まで、幅広く対応します。
4 オーケストラとの調和
オーケストラの伴奏は、歌声を引き立てるために、控えめに作曲されることが多いです。
「Vanne, o rosa fortunata」歌詞
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