ウクライナのビジュアルアーティストAljoschaのインスタレーションを鑑賞する
片頭痛と風邪のひき始めで絶不調のため、薬をしこたま飲んだ金曜の午後、具合が悪いなら即家に帰ればいいものの、芸術鑑賞しないと週末が始まらない、という意地っ張りな性格のシマ子の行く先は、初めて訪れるギャラリーだった。この日のお目当てはウクライナ人のビジュアルアーティストAljoschaのインスタレーション"Mutative Transitions into Organic Utopia"である。
ウクライナ人のアーティストの展示など滅多に見られるものではないし、なんといっても翌週からはミラノの一大イベントである家具の見本市やそれにまつわるイベントが街中で行われて混雑するに違いないので、どうしてもその前に見ておきたかったのだ。
まずはAljoschaについての簡単な説明と彼のHPとインスタのリンクを貼っておこう。
実際に展示を見る前ギャラリーのHPで作品をちらりと見たのだが、半透明の淡く繊細な色彩の様々なかたちのものが天井から吊り下がっており、まるで珊瑚や海藻や魚や光が織りなす海底の趣があり、現実離れした雰囲気で、非常に興味を持った。
作品紹介へ移る前に、まずは展示案内の抜粋を載せておこう。
大分難しい部分を取り除いたが、それでもやっぱり作品を想像するのは困難なので、ここは深く考えずに(考えると余計に頭がズキズキ痛んでくる)、作品へ移ろう。
説明が一切ないけれど、それも必要ないかな、と思わされるような雰囲気があり、身体に力が入らなくてもぽーっと眺められる空間だったので、この日を選んで訪れて正解だったな、と思った。
そして後日、家具の見本市関連のインスタレーションも見に行ったので、その写真も載せておこう。場所はミラノの中心部にある教会の内部だ。ギャラリーとはまた雰囲気が違うので、1週間という限りある会期中にこちらも見られて良かった。
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