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Lena SalvatoriのLa Luce negli alberi(訳: 木々の間の光)を鑑賞する
少し前の話しだが、Lena SalvatoriというRoma近郊出身の画家の展覧会を訪れた。
全くその名を聞いたことのない画家だし、世間でもあまり知られていないようで、よく見るギャラリー案内のサイトにも載っておらず、知り合いから案内状が送られてきて、ネットで作品をチラ見して、いい感じだな、と直感で訪れてササっと見ただけなので、そんなに面白みがあるとは思えないが、暑い夏に少しだけ涼しさを感じさせる作品たちなので、暑さにうんざりされている方にチラ見していただけたら、と思う。
まずは展示案内から行こう。
「風景をテーマとした変奏曲」
変奏曲のテーマは、風景を描くことであり、それぞれの変奏曲は、同じジェスチャーで描かれた多くのキャンバスで構成されている。
意図的に描かないという選択と画材の貧しさは、イメージを自発的にコントロールすることを許さない。彼女は、キャンバスのレリーフの上に止まった色彩で絵画を構築し、水平と垂直の筆のストロークだけで、薄いヴェールで絵を描き、光の奥行きと輪郭の不明確さを作り出し、テーマである風景が認識できるようになるまで描き続ける。
展示場所は、中心地の2本くらい奥の通りの、天井でどでかい木材の扇風機がゆっくり回っているようなギャラリーゆえ、本当に灼熱の日には耐えられない暑さかな、と思うが、雰囲気はドイツや北欧の郊外にありそうなタイプで、なかなか素敵だった。
入ると、若い画廊の方が、「この作品は麻の袋に描いたからざらざらしてるんだよ」というような補足説明を少ししてくれ、あとは自由に鑑賞させてもらった。
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画廊というよりは、カフェっぽい雰囲気でしょうかね?
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癒される感じの淡い色遣いの作品たち。
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個々の作品の説明がないので、描かれた時間は想像するしかないが、全て、Roma近郊で描かれた作品だそうだ。
そういえば随分Romaへも行っていないので、そう遠くはないいつかの寒い日に、行く機会を作って、郊外の公園などでぶらっとして、こういう景色が見られたらいいな、と思う。
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