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ドイツSchloss Schwerin(シュヴェリーン城)を見学する-②展示物編-

前回、シュヴェリーン城の内観をご紹介したが、2回目の今回は展示物へ移りたいと思う。

私が訪れた日には、「The Fashination of Animals」という、動物が描かれた絵画と、17世紀のフランドルの画家である、主にPeeter Gijselsの神話的な作品が合わさった展示が行われていた。

Peeter Gijsels(1621年 - 1690年、Antwerp)
フランドルのバロック画家。
風景画、建築画、静物画で知られる。Jan Brueghel風の風景画は当時非常に人気があり、また、村の市場や風俗画、優雅な社交界のある風景画も描いた。

Wikipediaより
Die Königin von Saba(芝の女王)、1520年
Paulus Moreelse作、Bildnis einer jungen Frau(若い女性の肖像)、1625年
どうですか、このレースの緻密さ。こういうのを見ると毎回開いた口がふさがらなくなります。
Jan Claudius de Cock作、Venus und Amor(ヴィーナスとアモール)、1715年

個人的には、François Gérardの「Psyché et l'Amour」に勝る作品はない、と思ってしまうものの、こちらもなかなか心惹かれる作品だった。
Gérardの作品をご存知のない方のために、ネットからダウンロードした画像を、一応下に貼っておこう。

ネットより「Psyché et l'Amour」
うっとり、本当にうっとり✨✨✨これで1週間は白米だけ食べ続けられる気がするくらい🤣
Frans van Mieris d.A.作、Dame am Cembalo(チェンバロを弾く女性)、1658年
漸く動物登場!
Jan Steen作、Die Liebeskranke(恋煩い)、1658年
ワンコは寄り添うのに、お隣の子供が「もう、だからダメだって言ってるじゃん」みたいな困った表情をしていて面白い😂

あまり絵画ばかりを載せるのも飽きてしまうと思うので、調度品へ移ろう。
但し、自分の映り込みが酷く、判別できない写真があまりないのだけれど。

1822年にAlexandrine王女の結婚式に使われた食器だそうです。全体を撮った写真に自分がばっちり入ってしまったので、ほんの細部ですが。
マイセンの陶磁器
こんな写真を五万と撮るシマ子😅
オウムガイのゴブレット
これで水を飲めば不老不死になる、とか言われたら信じそうな見た目ですよね。
Willem Claesz.Heda作、Stilleben mit Nautiluspokal(オウムガイのゴブレットのある静物画)、1649年

最後に、風景がを1点紹介して終わりにしよう。
Hendrick Avercampというオランダの画家の作品で、八十年戦争の後の様子を描いた作品だ。この戦争では、北部諸州は政治的自由だけでなく宗教的自由を求めて戦ったそうだが、ごくわずかな装飾的な調度品に制限されたカルヴァン派の教会が、日常生活における集会所となり、そこでは犬さえも許されるようになった様子が描かれている。

Hendrick Avercamp作、Eislandschaft(氷の景色)、1610年

シュヴェリーンはお城のみならず中心街にはお店がたくさんあり、小さいながらも割と活気があるようで、住み心地がよさそうな印象があった。
ただ、冬は、湖の対岸が見えるような晴れた天気にはなかなかならなさそうなので、「幻想的なお城が見たいわ」という方以外は、その他の季節に訪れるのが良いかと思う。

後ろの湖は霞んでしまって全くわからない状況😅

おまけに、お城内のカフェ兼レストランで食べたケーキをどうぞ。
高いのかと思ったけれど、見学料同様に安く、ケーキとコーヒーで6ユーロもしなかった。ただ、大変申し訳ないが、味はそれなりだったので、雰囲気ではなく味重視の方は、街中へ繰り出された方が良いかとは思う。

ラズベリーのクランブルなんちゃらという名前だったのだけれど、下は蒸しパン風、クランブルもサクッとした感じではなく、単にスポンジをちぎって載せただけ、みたいな感じだった。ただ、バターの味がしないので、ヘルシーだったかもしれない😌

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シマ子
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