G線上のアリアから学ぶ本物の力
私はクラッシック音楽を聴くことがすきである。
でも、音符は読めないし、誰が作曲したとか、曲の名前も知らないものが多いが、G線上のアリアはバッハの曲と言うことだけは知っている。卒業式の定番の曲で、息子達の卒業シーンを思い出しジーンとくる。やはり、成長の喜びと、ここまで無事育ってくれた感謝とわたしも頑張ったと褒めたくなる気持ちが混ざって幸せになれる曲である。
この曲はバッハが生きているうちは評判にならなかったそうだ。100年後発掘されやっとスポットライトが当たったそう。
アインシュタインの相対性理論も、その当時は陽の目を浴びることは無く、100年後、カーナビが使えるようになったのは相対性理論のお陰であるそうだ。
ノーベル賞を受賞された大隈良典さんの名言で
「役に立つ」という言葉は社会をダメにしていると思っている。〜略〜本当に「役に立つ」ことは10年後かも20年後かも知れないし、実をいうと100年後かも知れない。そういう社会が将来を見据えて科学をひとつの文化として認めてくれるような社会にならないかなということを強く思っています。とおっしゃってます。
古事記は太安万侶先生が712年に書かれ今の時代に照らし合わせて神様の学びを生かしてほしい(稽古照今)と望まれており、現代で私や多くの方が学んでいる。驚くほど古い書物が残っている。
そういえば、こちらも、そう。ネイティブ・アメリカンアメリカ先住民族の、おばあちゃん委員会!部族のチーフや長老たちが集まって合意したことを最終的に持ち込むところで、部族のなかの最高決定議会のことだか、ここでおばあちゃんたちは、7代先の子孫のことを考えてモノゴトを決めていたそうだ。7代先!
本物は100年以上経っても色あせずずっと引き継がれる。未来へ宝物のお土産をおいておくなんて、凄すぎるではないか!
本物っていうのは死んでも尚さらに先にならないと、花が咲かないのだな。でも、そこで咲いた花は更に先まで咲き続ける力を持っているのだな。とこれらの事実をみて思う。
なんでも焦って目先の事しか見えない私であるが、私だって、本物を探したい。本物を持ってみたい。本物と思えるものを疑わず信じてみたい。100年先の私が、あの時信じて迷わず生きていて良かった、と思ってみたい。目の前の事に惑わされないように、あせらないように、恐れないように、愛たっぷりで生きてみたい。自分が信じる本物を堂々と自信をもって大切にしてみよう。そんな気持ちにさせてくれたG線上のアリア。やっぱり大好きで大切だ。