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【英語の勉強しようぜ】海外の標識 in Busse Woods

さて皆さま、以下の記事をお読みいただけたであろうか?

別に、お読みいただかなくとも支障はない。

ただ、上の記事に出てくる"Busse Woods"という場所の話をするので、「それどこ?」と気になる方は、お読みいただけば幸いである。

さて、トップ画像は、Busse Woodsにある湖の写真である。

今回は、その湖の前に掲げられた標識に注目いただきたい。

これ、パッと見て、意味が分かる方がおられるだろうか?

上のイラストは、いくら英語が喋れなくとも、何となく「遊泳禁止」かとお察しが付く方も多いと思われる。

その下に何と書いているのか?

"KEEPER WALLEYE MUST BE 18 INCHES"


そして

"RETURN ALL OTHERS"


とある。

う~ん。

これ、もう1度見て、意味が分かるだろうか?

ネイティブ以外で、すぐに分かった方は、英語圏での生活が結構長い方とか、または海とか川とか、水辺に関係する「ある趣味」をお持ちの方だろうか?


これ、何となく上の「遊泳禁止」と関連ありそうにも見える。

すると"keeper" = 「保護者」みたいなことか?

とか

"eye" = 「監視」しておかなくてはならない?

とか

"INCH"(インチ)って、長さの単位だったっけ?
遊泳できる子供の「身長制限」のことか?、、、とは思わないか。

ジェットコースターでもあるまいし、遊泳に身長制限があるのかい?
しかも「禁止」と書いてあるのに、何で今さら「制限」するんだい?
って、言っちゃう感じかい?

じゃあ、どういう意味なのさ?



これ、まず上の「遊泳禁止」引っかけ問題と思われる(看板作成者にそのような意図はなかろうが)。

別の話になっているのだ。

上に少しヒントを書いたが、水辺に関係する「ある趣味」= 「釣り」の話になっている。

"fishing"が釣りというのはいいだろう。

「魚を飼う(こと)」を"fish keeping"などと言ったりする。

よくよくウィキっていくと、どうやら"KEEPER"には「捕獲して良い(大きさの)魚」という意味があるようだ。

そして、"WALLEYE"という「魚」がいるらしい。

「ウォールアイ」でカタカナで、まんまウィキペディアに出てくる。

あんま聞いたことないぞ。。。

「ペルカ科ザンダー属の1種の大型淡水魚」
らしい。
申し訳だが、どこのどちら様か、全くわからん。

おっ!

ウィキに何かそれっぽい話が出ている。

(以下、引用)

"Because walleyes are popular with anglers, fishing for walleyes is regulated by most natural resource agencies. Management may include the use of quotas and length limits to ensure that populations are not overexploited.
For example, in Michigan, walleyes shorter than 15 in (38 cm) may not be legally kept.

(以上、『ウィキペディア』より引用)

なになに、、、?

ざっくり言うと、どういうことだ?

見慣れない単語は何だろう?

1行目の"angler(s)"というのは、「釣り人」という意味らしい。

「ウォールアイは、釣り人に人気(polular)」とのことだ。

従って、「ウォールアイ釣り("fishing for walleyes")は、規制 (regulated) されている」らしい。

「漁獲の割当量とか体長(の)制限(quotas and length limits)」などで管理 (management)することによって、「捕獲され過ぎないよう配慮がなされている(to ensure that populations are not overexploited)」 というようなことか。。。

ふむふむ。。。

ん? 最終文が、何か標識と似ているぞ。

「ミシガン(州)では(in Michigan)

「体長が15インチ(38cm)に満たないウォールアイは、法律上、捕獲することができません(walleyes shorter than 15 in (38 cm) may not be legally kept.)」、、、みたいなことか。

意訳しているので、「もっと正確に訳せよ!」みたいなお叱りは、ご勘弁いただきたい。

うん。何となく分かったぞ。

「ウォールアイは釣り人に人気がある。そのため、あまりにも捕獲され過ぎると(恐らく、種が絶滅の危機に瀕したり、生態系に悪影響が出ることなどにより)困るので、法律で捕獲の条件を規定している」

みたいな背景があるのか。

さあ、Busse Woodsの標識に戻ろう。


"KEEPER WALLEYE MUST BE 18 INCHES"


「捕獲して良いウォールアイは、18インチ(45.72センチ)以上のものとする」

"MUST BE 18 INCHES"なので、「18インチはOK」= 「(18インチを含む)18以上」と訳してみた。

(※ 1インチは2.54cmらしい)

"RETURN ALL OTHERS"

「その条件に満たないものは、すべて(湖へ)戻せ」

(return = 「戻す」とか「戻る」とか)

なるほど!

「釣りの規制」と「ウォールアイ」に少し詳しくなったぞ!

アメリカでは、こんな面白い標識をいくつか見た記憶がある。
思い出したら、都度紹介したいと思う。

あっ、やべ!
12時過ぎた!

何で受験生みたいに、こんな時間に勉強してんだ。

唐突に寝る!


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