
『死神の涙』を見てはいけない、、、
最近noteで「食中毒死神」というお題で、ショートショートを書いてみた。
『【実験的ショートショート デビュー作】 裏庭に死神が出た!』
そしたら、小学生の頃に読んだめちゃめちゃ怖い漫画を思い出した!
本記事の表題のとおり『死神の涙』というタイトルの漫画である。
ご存じの方、おられるであろうか?
その頃、クラスで「何とかさん」とかいうオカルト的な遊びが流行ったりして、友達の間でも、お化けの話とか背後霊の話とかで盛り上がることがあった。
そんな矢先に『うしろの百太郎(ひゃくたろう)』(作:つのだじろう)という心霊現象をテーマとした恐怖漫画に出会った。
タイトルの「うしろの~」というのは、「一太郎」という(人間の)主人公に「百太郎」という守護霊が付いている、といったあたりからきていると思われる。
この『うしろの百太郎』自体はシリーズ作で、まあちょっとは怖かったりもするが、そこまで怖過ぎもせず、子供の私も普通に楽しめたレベルである。
しかし、本作の5巻(?)あたりのラストに表題の『死神の涙』という読み切り短編が掲載されていたのだが、、、
、、、いや~、まあ、、、怖かった。。。
そのとき、家で1人でこの漫画を読んでいたのだが、ラストシーンで怖過ぎて「うわぁ~」とか言って、そのまま漫画をぶん投げた記憶がある。
(そう言えば、映画『ネバーエンディング・ストーリー』で似たような状況で、本ぶん投げるシーン有ったな)
!
、、、今、この部分を書いていたら、、、急にPCの画面が、、、ガクンッ!!と暗くなった。。。。
、、、
、、、バッテリー不足らしい。。。
ただでさえビビりなので、あまり驚かせないでほしいものである。
、、、どこまで書いたのだっけ? あっ、そうそう漫画ぶん投げたあたりだ。
恐怖で、その後ずっと、この5巻を開けなくなった覚えがある。
この漫画には『アウターゾーン』のミザリィ的なストーリーテラーのお姉さんがいるのだが、とにかく、このお姉さんがめっちゃめちゃ怖かったのである。
いずれにせよ、1話限りの短編なので、ネットでオチとかを知ってしまうと逆につまらないかもしれない。
活字で「まとめ」みたいので見てしまうと、あまり怖くもないかもしれない。
もう1度言うが、「ストーリーテラーのお姉さん込み」で、「お姉さんのビジュアル込み」で、相乗効果で、いよいよ怖かったのである。
さて、アマゾンのサイトを見ると『うしろの百太郎』の新装版が出ているみたいだが、昔と同じ5巻に『死神の涙』が収録されているかどうか、よくわからない。
大人になって読み返すと、なかなか面白いのかもしれない。
ただ、小学生の子供には軽いトラウマになる可能性もあるので、それぐらいの歳のお子さんがおられる方は、カギのかかるロッカーか何かに保管しておくのがいいかもしれない。
いや、怖い物を知らずに大人になってゆく方が、もっと怖いことなのかもしれない。
すると、子供を1人で暗い部屋に閉じ込めて読ませて、どんな顔で出てくるかとか、反応を窺うとかの方がいいのかもしれない。
もしかしたら、部屋の中から漫画をぶん投げる音が聞こえてくるかもしれない。