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【逆さ吊りバード🐦受難記】 吊るされる

「フンフンフン~♪ ハミング🐦さぁ~ん♫ ピピヲピヲピヲ~ ハミング🐦さぁ~ん♫ ボクらは呑気なピンク鳥🐦~♪ 青いお空をパタパタ〜♫ もうすぐ会えるよ~ ハミング🐦さぁ~ん💕♫」
パタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタ~🐦

あらあら、誰かと思えば、バード🐦さん。
仲良しのハミング🐦さんに会いに行くために、ご機嫌な様子で鼻歌を歌いながらピンク鳥🐦村をパタパタ飛んでいるようですね。

バード🐦さんの日課の1つは、ハミング🐦さんがnoteで投稿した人気のない記事に真っ先にコメントし、記事が盛り上がっているように見せること。
そんなこんなで、バード🐦さんは、ハミング🐦さんの人気の無い記事も大好きなのです。

「ピピヲピヲピヲ~ ハミング🐦さぁ~ん💕♫」

、、、と、そこにっ!


ヒュッ! ヒュッ!

木の枝の陰から、2本のロープが高速で飛び出し、バード🐦さんの両足に絡み付いた!
そして、、、

「ピヲ~ッ ToT🐦」


何と!
バード🐦さんは、木の枝に逆さ吊りにされてしまった!

「へへへ、副長、美味そうなピンク鳥🐦が引っ掛かりましたぜ!」
「ヲ! これは、まだ若そうな鳥🐦じゃないか。ピンク鳥🐦の『焼き鳥』は究極の味らしいからな。じっくり焼いてやろうじゃねえか」

ピヲピヲ ToT🐦

バード🐦「ピヲ~ッToT🐦 ハミングさぁ~んToT🐦 助けて~ToT🐦 焼き鳥にされてしまう〜ToT🐦 ピヲピヲToT🐦」

「へっ、ピヲピヲうるせーピンク鳥🐦だ。オイ、見てみろよ、なかなか綺麗なピンク羽だな。ブチブチブチッと毟って、売ってやろうぜ!」

バード🐦「ピヲ~ッToT🐦 やめてくださ~いToT🐦 自慢のピンク羽を~ToT🐦 ピヲピヲピヲピヲ~ToT🐦」

「副長、ブチブチッと1枚ずつ毟るのも面倒なんで、このハサミで一気に『バサバサバサ~ッ』っと、いっちゃいましょうや」
「そりゃいいや。よし! ここのピンク羽がバサバサしたあたりからハサミを入れて、翼ごと『ジョキジョキジョキ~ッ✂』と切り落としちまえ!」

バード🐦「ピヲ~ッToT🐦 翼を切られたら、パタパタ飛べなくなってしまいますよぉ~ToT🐦 鳥🐦にとって、翼は命も同然なんです〜ToT🐦 やめてくださ~いToT🐦 助けて〜ToT🐦 ハミング🐦さぁ~んToT🐦 助けて~ToT🐦 ピヲピヲピヲピヲピヲ~ToT🐦」

↑ 間もなく、バード🐦さんの『ピンク羽がバサバサした矢印のあたり』から
ハサミ✂が差し込まれ、
翼の真ん中から豪快に『ジョキジョキジョキ~ッ✂』と
切り落とされる予定。

バード🐦「ピヲ~ッToT🐦 やめてくださ~いToT🐦」

手下の男が、ハサミをバード🐦さんの脇腹に差し込んだ。

「じゃあ、副長、まずは翼の真ん中からジョキジョキジョキッ✂といきますよ!」

バード🐦「ピヲ~ッToT🐦 鳥🐦の大切な翼を切り取るなんて、あんまりだ〜ToT🐦 助けてくださ〜いToT🐦 ピヲピヲピヲピヲピヲ~ToT🐦」

ジョキジョキジョキッ✂

バード🐦「ピヲ~ッToT🐦 痛い~ToT🐦 ボクの翼がぁ~ToT🐦 自慢のピンク羽がぁ~ToT🐦 もう鳥🐦としてパタパタ飛べなくなってしまいましたぁ~ToT🐦 ハミングさぁ~んToT🐦 ピヲピヲピヲピヲピヲ~ToT🐦」

「じゃ、次は残りの翼を肩の付け根から一気に切り落とすか!」

ジョキジョキジョキッ✂

バード🐦「ピヲ~ッToT🐦 痛い痛い痛い~ToT🐦 肩ごと切り取られましたぁ~ToT🐦 痛いよ~ToT🐦 ハミングさぁ~んToT🐦 ボクの肩から先が切り取られて、なくなってしまいましたぁ〜ToT🐦 ピヲピヲピヲピヲピヲ~ToT🐦」

↓ 可哀そうな解説画像 ToT🐦

バード🐦「ピヲ~ッToT🐦 ボクの右の肩と翼がなくなっちゃいましたぁ~ToT🐦 切り落とされてしまいましたぁ~ToT🐦 痛い痛い痛い痛い痛い~ToT🐦 片翼ピンク鳥🐦にされちゃいましたぁ~ToT🐦 左の翼だけじゃ飛べないですよ~ToT🐦 ハミングさぁ~んToT🐦 痛いよ~ToT🐦 助けて~ToT🐦 ピヲピヲピヲ~ToT🐦」

、、、?!


あら?
バード🐦さん、落ち着いて!
バード🐦さんの右の翼は、まだ付いてますよ!

バード🐦「ピヲ?ToT🐦」


どうやらバード🐦さん、怖がるあまり、翼ヲ切り落とされるという幻覚ヲ見たようですね。

「おい、ちょっと待て!」
「な、何すか、副長?」
「いや、翼を真っ二つに切ったあたりで、バタバタと暴れられても面倒だ。いっそのこと、翼を切り落とす前に、このピンク鳥の両足をバッサリ✂と真っ二つに切り落として、『足なしピンク鳥🐦』にした方が楽だ! ピンク鳥🐦の足も『モミジ』と呼ばれる珍味らしい。前菜として、このピンク鳥🐦のモミジも食っちまおうぜ! よし、先に両足いけ!」

バード🐦「ピヲ~ッToT🐦 両足を切り落とすなんて、残酷なことはやめてくださ~いToT🐦 ピヲピヲピヲピヲピヲ~ToT🐦」


「作戦変更だ! 力を入れて、ハサミで一気にこのピンク鳥🐦の足を『バツッ!✂』と切り落としちまえ! 翼は、その後だ!」
「副長、分かりました! じゃあ、まずは右足から『バツッ!✂』と……」

バツッ!✂

バード🐦「ピヲ~ッToT🐦」


哀れなバード🐦さん ToT
足を切り落とされ、食材へとされてしまうピンク鳥🐦の皮肉🍖な運命……ToT


バード🐦「ピヲ~ッToT🐦」


「……副長!」
「おっ、やったか? どれどれ、モミジを見せてみろい!」
「……いや、、、バツッ✂っとロープの一部は切れたんすが……ダメなんす……」
「何だよ、まだモミジ切り落としてねーのかっ!」
「いや……入んないっす……ハサミ✂が……」
「あぁっ? 入んねーだ? 何言ってんだよ!」
「副長、このピンク鳥🐦、足が短過ぎて、このロープが邪魔して、間にハサミ✂が入んねーんすよ

バード🐦さんの足が短か過ぎて、
ロープとロープの間の足の部分に
ハサミ✂が入らない!

「何ぃ?! このピンク鳥🐦 何で、こんなに短足なんだよっ! この体型、よく見たら、ほとんど球体じゃねえか!」
「すいません、副長! それにしても、確かにボールみたいな体型の鳥🐦ですね」

バード🐦「ピヲ~ッToT🐦 ピヲピヲピヲピヲピヲピヲピヲ~ToT🐦」

「仕方ねえ、一回ロープ解くぞ! ピンク鳥🐦の体、しっかり押さえとけよ!」

男たちは、バード🐦さんの足を縛っていたロープを緩めた。

そのとき?!

ブチ!🪶👌ブチ!🪶👌ブチ!🪶👌ブチ!🪶👌ブチッ!🪶👌ブチブチブチブチブチブチブチブチブチブチブチッ!🪶👌🪶👌🪶👌🪶👌🪶👌🪶👌🪶👌🪶👌🪶👌🪶👌🪶👌🪶👌🪶👌🪶👌

バード🐦「ピヲ~ッToT🐦 痛い痛い痛い痛い痛い痛い~ToT🐦 ピンク羽が大量に毟られましたぁ~ToT🐦 痛い~ToT🐦 ピヲピヲピヲピヲピヲ~ToT🐦」

パタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタ~ッToT🐦

男たちにピンク羽を握られていたバード🐦さん、必死に体を捩り、自慢のピンク羽を犠牲に男たちの手の中から逃げ出した。

「あぁっ! 副長! ピンク鳥🐦に逃げられました!」
「うぉい! 何やってんだよ! せっかく捕まえたのに! 勿体ねぇなぁ!」

バード🐦「ピヲ~ッToT🐦 ハミング🐦さぁ~んToT🐦 ピヲピヲピヲピヲピヲ~ToT🐦」

パタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタ~ッToT🐦🪶🪶🪶🪶🪶🪶🪶🪶🪶🪶🪶🪶🪶🪶🪶🪶🪶(バサバサバサバサバサバサバサッ)

バード🐦さん、よほど怖い思いをしたのでしょうね。
ピンク羽🪶が舞い散るほどのスピードで、ハミング🐦さんの元へとパタパタ逃げているようです。

それにしてもバード🐦さん、足が短か過ぎるお陰で『焼き鳥』にされずに済み、命拾いヲしましたね!
ボールのような体型で良かったですね!

バード🐦「ピヲ~ッToT🐦」

(完)

(※ 作中の『逆さ吊りバード🐦ToT』は、AIイラストの賜物です)

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