『自慢屋ピンク鳥🐦』の自己肯定感が少し揺らぐ
あらあら、誰が飛んで来たかと思えば『自慢屋ピンク鳥🐦』ではないですか。
今日も自慢のピンク羽を見せびらかしたくて、仕方がないようですね。
「ピヲピヲピヲピヲ~ッ! ちょうどいい止まり木を見付けました! ヨイショっと……。さて、皆さん、お久しぶりです! 『自慢屋ピンク鳥🐦』です! 今日は私の煌びやかなピンク羽を皆さんにお見せしたく、遥か米国のカリフォルニア州からパタパタと飛んでまいりました。さて、ひと口にピンク羽と言いましても、光の加減によって見え方が変わり、まずはこの右側の肩ピンク羽が何とも……」
……と、そこへもう1羽の鳥🐦が飛んで来たようです。
パタパタパタパタ~ッ!
「……続きまして、左の自慢のピンク風切羽を……」
「ビィビィビィ!」
「……雨覆と呼ばれるピンク羽も……」
「ビィビィビィ!」
…………ジーッ。。。。。。。🐦
「……こんにちは。……あのー……私は『自慢屋ピンク鳥🐦』と申します。失礼ですが……」
「アラ、一色で頑張っているピンク鳥🐦さん、こんにちは。アタシは可愛いライラックニシブッポウソウなのよん。ビィビィビィ!」
「……ライラックニシブッポウソウさん……ですか。何だか、人目を惹く外見ですね……ピヲピヲ🐦」
「可愛いのよん。ビィビィビィ!」
「今日はどちらからパタパタと飛んで来られたのですか? ピヲピヲ🐦」
「『写真AC』からやって来たのよん。ビィビィビィ!」
「ビィビィって……見た目によらず……鳴き声は結構アレなんですね……ピヲピヲ🐦」
「鳴き声は結構うるさいのよん。ビィビィビィ!」
「……随分と……カラフルな鳥🐦さんですね……ピヲピヲ🐦」
「14色あるのよん。ビィビィビィ!」
「14色……」
「アナタは一色なのよん。ビィビィビィ!」
「あのー……鳥🐦の色ってやっぱり……多ければ多いほどいいっていうか……やっぱりそういうものなのでしょうか? ピヲピヲ ToT🐦」
「鳥🐦の色は多ければ多いほどいいって、そういうものなのよん。ビィビィビィ!」
「あのー……一色ばかり分けていただく訳には……いかないですよね……やっぱり……ピヲピヲ ToT🐦」
「そういう訳にはいかないのよん。ビィビィビィ!」
「14色とは……何とも羨ましいですね……ピヲピヲ ToT🐦」
「ピンクも入ってるのよん。ビィビィビィ!」
「ピンクがお似合いですね。ピヲピヲ ToT 🐦」
「アナタはピンクだけなのよん。ビィビィビィ!」
「でも……人と比べるのは、やっぱり良くないですよね。ピヲピヲ ToT 🐦」
「鳥🐦と比べるのはいいのよん。ビィビィビィ!」
「ピヲピヲピヲピヲ ToT 🐦」
「14色なのよん! ピンクも入ってるのよん! 可愛いのよん! ビィビィビィ!」