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AirPodsを地下鉄ホームに落っことした話
みなさんこんばんは、華金楽しんでいますか?
私は暖房の前で震えながらnoteを書いています。
以前別の記事でお話したように、アンチAppleを気取っていながらもAudibleの利用を機にAirPodsにハマってしまった私。
今では毎日欠かせない通勤のお供となっています。
私の耳とイヤホン
そんな大事な大事なAirPodsちゃんですが、先月の某日、あろうことか地下鉄のホームに落としてしまいました。
私は耳の穴が小さいのか、穴の形が変なのか、はたまた気にしすぎなのか…
カナル型イヤホンでぴったりフィットを感じたことがありません。
相棒のAirPodsも例外ではなく、一番小さいサイズのチップを使用していますが、特に左耳がきちんと嵌っていない感があり、心許ないと常々感じていました。
事件は起きた
冬になりマフラーを着用していたのですが、髪の毛の収まりが悪く、マフラーを巻き直そうとしたその瞬間でした。
コロコロコロコロ…
髪の毛にひっかかった左耳のイヤホンが、坂道を転がり落ちるが如く、地下鉄のホーム目がけて一直線に駆け抜けていきました。
一瞬何が起きたのかわかりませんでしたが、まずい!!と思ってからはスローモーションを見ているようでした。
コロコロコロコロ…スッ
AirPodsは静かに深淵へと消えていきました。
まずいまずいまずい!貰い物なのに!ワイヤレスなのに片耳だけ持ってても意味ないじゃん!ていうか、貰い物なのに!!Audibleの続き聴く気満々で帰ってきたのに!!えー!!緊急停止ボタン押す!?いや、それはダメだろう!!でもAirPodsの命が…
もう私の頭の中はパニックでした。
そこへ無情にも地下鉄が登場。
私のAirPodsが消えていったところを、スーーーーーと滑らかに横切る車両。
終わった…。
そう思いました。
仮にAirPodsが生き残っていたとして、まだ数分おきに地下鉄が運行している状況で、ホームの下を探してもらえる可能性は低いだろう。
急に冷静になり、次にやってきた地下鉄で帰ることにしました。
しかし、家に帰っても頭の中はAirPodsでいっぱい。
今こうしている間も、ホームの下で私のお迎えを1人寂しく待っているのではないか。
本当は今頃は相方の右イヤホンと一緒にケースの中で温まっているはずだったのに。
こんなことなら昨日もっと充電しておいてあげるんだった…。
そんなことばかり考えていました。
やはり諦めるわけにはいかず、翌日の帰り道に駅員さんの元を訪ねました。
優しい駅員さん
駅員さんはとても親切で、地下鉄に跳ねられて遠くへ飛んでしまっているかもしれないこと、潰れたり浸水したりして二度と使えないかもしれないことなどを説明しつつ、ホーム上から確認できないか一緒に見に行ってくれました。
この時、何番乗車位置から乗ったか覚えているか聞かれました。
私はいつも乗り場を固定しているので、すぐに答えることができました。
ただ、一日経過していることもあり、やはりホーム上から見つけることはできませんでした。
意気消沈する私に、地下鉄の営業終了後、この乗り場付近のホーム下を探してくれるとおっしゃってくれた駅員さん。
遅い時間に余計な仕事を増やしてしまって大変大変申し訳ないのですが、お言葉に甘えることに。
ああ、神様っているんだなぁ、と思いました。
再度窓口で、落としたイヤホンの特徴や落とした乗り場、翌日取りに来れそうな時間などを伝えてその日は帰宅しました。
感動の再会
翌日の終業後、緊張の面持ちで窓口へ向かう私。
昨日の駅員さんとは違う駅員さんだったので、伝わっているか不安になりながら要件を伝える。
すると、「イヤホンですね」と言って、駅員さんが下から取り出したのは…
私の左耳ちゃん!!!
なんと、前日の終業後に見つけて頂いたのです。
駅員さんは淡々と必用事項の確認を済ませ、窓口を閉めようとするが、興奮さめやらぬ私は何度も「ありがとうございました!本当にありがとうございました!」と言う。
駅員さんは若干引いていたと思う。
だが、左と右のイヤホンが手元に揃った私にはそんなの関係ない。
落とした影響か、ところどころ傷付いてはいるし、機能的にも壊れている可能性はあるけど、手元に戻ってきた安心感で胸がいっぱいでした。
ホームでイヤホンをつけるのは恐怖だったので、地下鉄に乗ってから装着しAudibleが再生されるか確認してみる。
聞こえる!!!
約2日ぶりに再開した傷だらけのAirPodsでしたが、さすが高いだけある?
問題なく使えました。
安心して涙が出てきそうでした。
とりあえず壊れていないことは確認できたので、急いでケースにしまい、帰宅後即充電してあげました。
まとめ
今回は運良く見つかりましたが、対応してくれた駅員さん、運行終了後の時間に探してくれた職員さんのおかげです。
あと、乗り場を覚えていたのも発見しやすさに繋がったと思うので、いつも同じところから乗ったり、乗車位置を覚えておくっていうのは大切だなと感じました。
普段あまり落とし物をしない分、落とした時の焦りようが凄かったのかもしれません。
AirPodsなくすの恐怖だから、紐でも付けておこうかな。
ワイヤレスの意味ないじゃん!!