残業が多い看護師の職場の実態
残業が多い看護師の職場によくある理由として、人手不足はよくある話と言えるだろう。単純に仕事量に対して人手が足りず、残業をせざるを得ないという例はよくある。受け持っている仕事を放り出して引き継ぐわけにはいかず、仕事が終わらないために段取りよく申し送りが行えないというようなことも多い。申し送り後に時間を割いて看護記録を付けなければならないといったケースも珍しくなく、勤務終了時間から2時間以上残業を強いられるようなことも珍しくない。こういった場合には人材を補充して貰わない限り改善は見込めない。
残業をするのが当たり前という風潮になっている職場というのも実は珍しくない。看護記録やPCへの必要事項の入力を勤務時間外に行うものとしているような職場だと毎日残業をするのが当たり前になってくる。残業を削減することに積極的な職場の場合、必要な業務がきちんと勤務時間内に終わるよう仕事の配分などを組んでくれるので、こういったところで生まれてくる差というのは大きいだろう。残業を当たり前にしている場合には日々ずるずると働かなければならなくなるので、自分の身の振り方なども考え直していかなければならない。職場によってはいつまでも残って残業をしていると指摘を受けて早く帰されるというところもあるくらいなので、自分自身の残業に対する意識というのも改めて行く必要があるだろう。残業はわざわざするものでは無く、必要である場合に仕方なく行うものなのだ。