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ライト・スノー・ウォーク in 里山 ~里山歩きのススメ。Part13

今年一番の寒波 大襲来!

 先週のこと。
 「今年一番の寒波」が襲来!ということで、大雪への警戒が呼びかけられ、実際に、北陸方面では大変な大雪になったようだ。
 被害に遭われた皆さんには心からお見舞いを申し上げたい。

 さて、私の住む長野市でも、メディアからは大雪に備えるように大々的な警戒が呼びかけられていたが、これに反して思いのほか積雪は少なく、自宅周辺の積雪は10センチ未満。日ごろお山歩さんぽで訪れる地元の里山でも15センチくらいの降雪だった。

 前週には、「飯縄山」で今年初の雪山遊びをして、絶景を楽しむことができたが、この日は、2,000メートル級の山々の頂は雲に隠れ、風も吹いていそうだったので、自宅周辺の里山で「プチ雪山登山」(ライト・スノー・ウォーク)を楽しむことにした。

目的地は、善光寺裏山

 夏場の里山は虫がまとわりついて実に鬱陶しいが、この時期だと虫もいない上、多少の積雪もあるので、完全冬装備でなくとも気軽に雪山歩きを楽しむことが出来るというのが、雪山初心者には大変有難い。

 目的地は私のホームグラウンド。「善光寺裏山4座」である。

 いくつかある登山口は、いずれも市街地に接しているが、雪が降るとその周辺は圧雪・凍結の坂道となり車でのアクセスが多少不便になるため、車は使わずに自宅から歩いて周回する。

 標高は700メートルから900メート程度の低山ながら、市街地の積雪が10センチ程度でも、例年だと、山には30センチくらいの積雪があるので、十分に雪山気分が味わえる訳である。
 尤も、今年は大分雪が少ないが・・・

 歩く距離は約12キロ。
 標高差が概ね600メートル。

 休憩を含めて5時間半くらいのお山歩さんぽになるので、コーヒーとカップ麺などを持って出かけることにした。

地附山から反時計回りに周回

この日歩いたルート(YMAPアプリから)

 まずは、駒形嶽駒弓神社から地附山を目指す。
 神社に続く参道の石段には、5センチ程度の積雪があった。

 滑らないように注意しながら本殿に参拝し、ここでチェーンスパイクを装着して地附山山頂を目指すことにしたが、雪が5〜10センチ程度で湿った重い雪だったので、チェーンスパイクだと踵に雪玉がくっついてしまい、とても歩きづらいため、チェーンスパイクはすぐに諦め、滑り止めなしに変更する。

駒形嶽駒弓神社 参道入り口
本殿にて安全登山をお願いする
湿った雪が5〜10センチ程度のため、一足ごとに雪が踵にくっついてしまい、大変歩きづらい。
途中の展望スポットから

地附山について

 地附山は、昭和60年に大規模な地滑り災害が発生し、当時は「山の手」と言われた宅地や老人ホームなどが大きな被害を受けたことから、地滑りの再発を防止するため水抜抗などの工事が行われ、一帯は公園として整備されている。

 山全体が市民の憩いの場となるよう、トレッキングコースも改めて整備された、まさしく「里山」である。

トレッキングコースの案内板
地附山山頂
この山頂から望む飯縄山は実に美しい

大峰山へ

 地附山から少し下って大峰山に登り返す。

 大峰山には、かつて「大峰城」がありチョウの博物館があったが、今は廃城となって来る人はいない。

大峰城(廃城)

 駐車場跡には東屋があって、登山者の休憩場所として都合がいいため、ここでひと休みする。

 トイレもあるが、冬期は使えないのが少々不便ではある。

駐車場跡と東屋
カップ麺とコーヒーで温まる

葛山へ

 東屋でひと休みして、葛山を目指す。

 大峰山からのルートは北斜面になるので、例年だとそこそこの積雪があるのだが、今年は本当に雪が少ない。

笹峰地区へ一旦下って葛山へ

 笹峰地区を通り抜けて葛山の北登山口から再び登り返す。

 大雪にはならなかったが、前日から歩いたトレースは無く、ケモノの足跡🐾ばかりである。

 ケモノ道が登山道になったのか、登山道がケモノにも歩きやすいのか分からないが、足跡🐾は、ちゃんと登山道に沿っていることが多いようだ。^ ^

山の仲間たちの🐾🐾
大峰山(左)と志賀高原方面(奥)
葛山山頂

葛山から頼朝山を経て善光寺へ

 葛山からはほぼ下りになる。
 南斜面のため、雪はほとんど無く、一気に下る。

頼朝山
頼朝山から長野市街地
国宝 善光寺本堂

 善光寺は、相変わらず賑わっていました。

 帰ります。

帰りの道すがら善光寺裏山を眺める
地附山(右)、大峰山(左)
大峰山(右)、葛山(左)


 今年もお世話になります。
 (^^)v

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