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「新蕎麦」を味わう!! ~タチアカネ蕎麦~
今年も、お蕎麦がおいしい季節になりました。
11月に入ると、信州では「新蕎麦」の季節が始まります。
蕎麦の名産地では、「蕎麦祭り」が行われ、地域の蕎麦店を回ってその年の新蕎麦を味わうことができます。
いろいろな店を回って食べ比べするのも楽しみですが、いろいろな地域で収穫・販売されている地粉を買ってきては自宅で打って味わうのも、また違った楽しみがあります。
信州には、蕎麦のオリジナル品種がいくつかあり、それぞれ美味しいお蕎麦になりますが、最近では、青木村産の「タチアカネ」が推しです。
今年も、「タチアカネ」の新蕎麦が手に入ったので、さっそく手打ち蕎麦にしていただきました。(見出しの写真をご覧ください。)
蕎麦を打つ楽しみ
まずは、蕎麦を打つ楽しみについて。
十数年前、職場の仲間とともに蕎麦打ちの体験をして以来、すっかり「手打ち蕎麦」にハマってしまい、道の駅などで蕎麦粉を見つけると買い求め、自宅に帰って蕎麦を打っては、舌つづみを「打って」います。
最初は、なかなかうまくゆかず、毎週末にお蕎麦を打っては家族に試食してもらい、「またお蕎麦??」と、うんざりされたりしながら、なんとか腕を磨いてきたというところでしょうか。
私も私の家族も、「蕎麦好き」なので、飽きることなく続けてこれたのでしょう。
最近では、友人や職場の仲間にもふるまうことができる程度には形になってきたところです。
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「タチアカネ」について
そんな私が、最近最も気に入っているのが、件の「タチアカネ」という品種なのです。
「タチアカネ」蕎麦は、信州のオリジナル品種で、2010年に新種登録されたもので、現在は、信州青木村でしか生産されていないそうです。
私が「タチアカネ」に出会ったのは、2年前のこと。
「タチアカネ」に出会うまでは、信州のオリジナル品種としては、「信濃1号」、「ひすいそば」などがすこぶる風味が良いため、好んで買い求めていましたが、2年前の新蕎麦の季節に、信州青木村の「子檀嶺岳」に登った際、麓の道の駅「あおき」で買い求めたのが始まりです。
帰宅してから、さっそく手打ち蕎麦にしていただいたところ、風味が素晴らしく、すっかり魅了されてしまいました。
他では手に入らないため、わざわざ青木村まで出向かなければならないのですが、片道1時間余りかけて行っても、余りある美味しさです。
世界最高峰の香り、旨味、食感
道の駅「あおき」には、こんなのぼり旗が掲げられていますが、決して大袈裟なことはないと感じているところです。笑笑(^^♪
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美味しいお蕎麦には、手作りの「つゆ」が一番ですよ。
お蕎麦をいただくのに、「つゆ」は欠かせません。
市販の「つゆ」は、どうも口に合わないので、手打ち蕎麦を始めてからは、「つゆ」も自宅で仕込んでいます。
「返し」を作っておいて、昆布、干しシイタケ、鰹節で出汁をとり、「返し」を出汁で割れば、美味しい「つゆ」の出来上がりです。
今日のお蕎麦は、花かつおで出汁をとった「つゆ」を使いました。
花かつおを使うと、比較的手軽に上品な香りの出汁が取れますが、私は、鰹節の厚削りを使ってじっくり出汁をとった方が、深みが出るような気がします。
厚削りを使った場合は、最後に、花かつおで「追い鰹」をすると香りが抜群に良くなります。
ちなみに、素人意見ですのであしからず。