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「動機善なりや私心なかりしか」_人生を変える言葉
「動機善なりや私心なかりしか」
これは、京セラの創業者であり、名経営者として知られる稲盛和夫さんが、第二電電(今のKDDI)を立ち上げるときに自問した言葉です。
正直、最初にこの言葉を知ったときは、「経営者の人が意識する言葉なのかな」と思っていました。会社を動かす立場でない限り、自分にはあまり関係ない気がしたからです。
でも、最近になって、この言葉は人生そのものを充実させるために、とても重要な考え方だと気づいたんです。
自分が発したものが返ってくる
すべては自分の写し鏡。自分がどういう気持ちで行動するかが、結果として返ってくる。
たとえば、人に親切にする気持ちが本当に善意から出ているなら、その思いやりはきっといつか返ってくる。でも、もし自分の利益のために行動していたら、その結果は思ったほど良くないかもしれませんよね。
稲盛さんは、「動機が善であり、私心がなければ、結果は問わなくていい。必ず成功につながる」と言っています。この考え方、経営者だけでなく、私たちの日常にも当てはまると思いませんか?
信条となった言葉
私も最初は、この言葉を自分の人生とは縁遠いものだと思っていました。でも、「どういう気持ちで人と接するか」「何を目指して行動するか」を意識するようになって、この言葉がとても大切に思えてきました。
今では、「動機善なりや私心なかりしか」を、自分の信条として心に刻むようになっています。結果を急がず、自分の行動や思いが善いものであるかを問い続ける。そうすることで、きっと人生も豊かになるのだと信じています。
まとめ
「動機善なりや私心なかりしか」は、一見すると経営の世界の言葉に思えますが、実は誰の人生にも当てはまる普遍的な教えです。どんな行動にも、「自分の動機は本当に善意か?」と問いかけること。それだけで、日々の生き方が少しずつ変わっていくかもしれません。