忘備録(便秘薬)
パーキンソン系の病気は便秘が関係しているといわれており、この病気の多くの方々が悩まれていると思います。
脳と腸の関係は今やトレンドのようなもので、パーキンソン系に限らず腸内環境を整えることが様々な病気から、身体や脳神経を守るために重要といわれており、論文などにも記載されています。
私はもともと頑固な便秘で、町医者から3年以上にわたり、ラキソベロンとマグミットを処方されていました。しかも「毎日飲んでも大丈夫だから」との説明のもと、一回に各3錠も飲んでおり、また、運の悪いことは重なるもので、その病院は内診と薬局が兼任のため、お薬手帳すら発行のない昔ながらの病院でした。今では、よく通っていたなと後悔しかありません。
その結果が足のピクつきから始まったパーキンソン症候群の症状です。この話をするとどの先生方も、「毎日飲んでいいものではない」とか「どんな薬も副作用が必ずあるから」と注意を促し、様々な薬を試したり、整腸剤を出したりと対応を考えてくれます(それを考えてくれるか否かで、この先生と闘っていこうと思う指標になるかもしれません)。
パーキンソン症候群は専門薬がなく、人によっても合う薬が異なります。私は最悪なことに合う薬が見つからず、対症療法として本当に多くの薬を飲み、その度に、倒れたり、冷や汗をかいたり、嘔吐や幻覚などの副作用と闘い、その薬を抜くために何日間か苦しめられることの繰り返しで今があります。
同じように薬で悩まれている方がいたら、あなただけではないと思ってください。そして、必ず話を聞いてくれる先生はいらっしゃるので、そんな先生と出会われることを願っています。ただ、医者だからといって全ての病気をわかっているわけではありません。しかし、話を聞き共に考えてくれるだけで、折れそうな心に一筋の光を与えてくれる先生も何処かにはいるんだと、皆さんも諦めないでほしいと思います。