AIが苦手なことってなに?
急速に進むAIの進化。国会でも取り上げられるほど。クリエイターの皆さんも戦々恐々ですね。。。
AIはオリジナリティが苦手は、今だけ。。
GPT-4や次のGPT-5になれば、個性が最後の砦となっていたクリエイティブの牙城も崩れるかもしれません。頭の良さで行くと、GPT-4は司法試験さえも突破してしまいます。ということは、想像以上の引き出しを持ったクリエイターになる訳です。そこそこのオリジナリティは飲み込まれてしまいます。
今のAIは過去のデータの蓄積から学習するだけですが、GPT-4になるとマルチモーダルになるので、あらゆるカテゴリの情報を収集して結論を出すので、より深く考察されている感じになるようです。
また、過去の情報を学習しているので現在進行系の情報に弱いとされていますが、プラグインで時事情報など現在の情報も学習させることもできるようです。
気配り、推測対応も。。。
状況に応じた気配りや、推測対応なども学習してできるようになるので、人ではないと細かい配慮ができないと思われていた分野でも、AIが仕事をしていくのではと思われています。
取引先の社長に挨拶に行くのに、手土産を先んじで購入しておいたり、喜びそうな話題を仕込んでおいたり、TPOに合わせた服装をコーディネートしたりと、優秀な秘書もできてしまいます。
最終的には、人がやれる仕事はなくなる
仕事に関すること(生産性をあげる)は、多分近い将来なにも人間が優位に立てることはなくなるかもしれません。クリエイティブの分野でも、ほとんどの作業は人間より高いアウトプットを出していくのではと思います。
じゃ、もうお手上げなのか?というと、人が手間ひまかけたということがブランドになる時代になるかもしれません。
例えば、「御社のロゴデザインはニンゲン(作った人のブランド)の手によって、丁寧に考えられた匠の技がつまっております。」ということが価値につながっていくのかなと。
それ以外の生産性を求められるものは、確実に人がしなくて良いようになります。AUTO-GTPのような自動でプロンプトなども生成していく自立して動くAIになると、命令さえもクリエイティブに考える必要がなく、何をなしたいかを伝えればいいというスタートレックのコンピュータのような感じでしょうか。
ご飯を食べるための仕事は多分殆どがなくなって、AIが生み出した資本によってみんな生活していく、それを人間が享受していくというのが、未来のAI社会なのかもしれません。生活するために、生きていくために仕事をする、お金を稼ぐことが立派な社会人、という根幹の考え方がリセットされるかもしれません。
人に寄り添う仕事に向かうべき
超リアルなアバターがでてくるまでは、クリエイティブは人という部分の価値で勝負するしかないかと思います。解決すべき問題を聞いてあげる、立場に立って悩んであげる、というような従来のコンサルからもう少しエモーショナルな立場に立ったカウンセラーのような存在になることなのかもしれません。寄り添うってことでしょうか?
超高速にAIが考えてくれたロゴマーク、大変良くできているし実用上十分。
でも、思い入れとか託すものがそれだけ薄くなる気がします。
(将来はAIとロボットが作った)コンビニのご飯が簡単で安くて美味しいとしても、やはり目の前で人が作ってくれた料理をいつまでたっても求めるものだと思います。
そこに行き着く気がしますね。AIでもできるが、人間力を必要とされるものを磨くことが必要なのかもしれません。
デザイン(ロゴや手に取れるもの)、音楽(生身の演奏、作曲)、写真、ファッション、建築、イラスト(絵)、キャッチコピーや文章、詩などは、まだまだ人間がやることの価値を生み出せるような気がします。AIでもやれるけど、生身の人があえて手をかけることが価値につながるようなものですね。
あ、となるとWEBサイト制作とかアプリ制作とかはもうなくなるでしょうね。。先生も、技術を教えるだけだとなくなるでしょう。効率よくきっちり動けば良いものは、AIが得意ですから。
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