サロン経営 Vol.2
アシスタント育成編
アシスタントが学ぶマナー10
1 目を見て話を聞こう
先輩が自分たちに美容師として大切なことを話している時は、絶対に目をしっかり見て話を聞くことが大切だよ。そうすれば教える側の先輩はもっともっと美容師として大切なことをあなたに教えてくれる。そっぽを向いたり、疲れた顔をしたりしてはダメだよ。
自分の為に教えてくれるのだから、ちゃんと教えてくれる人の顔を見るようにしよう。
2 人の成功を喜ぼう
自分ができない技術を他の人が出来た時、悔しいけど正直に喜んであげられる人になること。ねたんだりすねたりしないようにすることが大切だよ。
そうじゃないとスタイリストになっていろんなお客様が来店した時に、心から「お客様の笑顔のために」という美容師としての大切な仕事ができなくなってしまうからね。
3 いつも前向きでいよう
美容師としていろいろな技術をやるようになっていくと、なかなかうまくいかないことがこれから先出てくると思うけど、うまくいかないくても、不機嫌になったり仲間としゃべらないとか、そういう行動をとっては絶対にダメだよ。そんな行動をとると先輩は君にもう技術を教えてくれなくなるよ。いつも前向きな姿勢がトップスタイリストになる近道だよ。「向き不向きより、前向き」が大切だから。
4 失敗を恐れずやろう
失敗や間違ったことをしてしまった時は、それを自分自身が認める姿勢を持つこと。本当の失敗ってさ、失敗を恐れて何もしないことだと思うよ。それとなんで失敗したのか、原因を必ず分析しよう。
5 感謝の気持ちを表そう
これからスタイリストになるまでに、また一生美容師として仕事をしていく中で、いろんな人たちが自分のためにあらゆることを教えてくれる時間を作ってくれると思う。
自分たちのために、大切な時間を割いて協力してくださった人たちに一生懸命の気持ちを忘れてはダメだよ。これから先、どんどん美容師として成長していっても感謝の気持ちを表すようにしよう。
6 仲間を思いやろう
サロン内でスタッフ同士の仲が悪いのは絶対に良くない。それは自然とサロン内空気となり、お客様に伝わるから。絶対にスタッフ間で悪口を言ってはダメだよ。スタッフのみんなと職場出会えたことに感謝しよう。
7 気持ちよく挨拶しよう
オーナーや先輩が、お客様やサロンに出入りする人たちに挨拶するのはもちろんだけど、アシスタントが気持ちよく挨拶をするお店は本当に良いお店なんだよ。
だからアシスタントがまず一番に気持ちよく挨拶しようと心がけよう。
8 時間・約束を守ろう
どんな仕事でも、必ず時間や約束を守らなければダメだよ。社会人としてのマナーだからね。時間にルーズなスタイリストはお客様に支持されないです。
9 お客様のプライバシーを守ろう
接客中に聞いたお客様の情報を安易に他のスタッフにしゃべってはだめだよ。
これは接客業のみならず社会で働く上で最も大切なルールのひとつなんだ。
いつもお客様の気持ちを大切にしよう。
10 全員で接客しよう
ひとりのお客様に対して、お店のスタッフ全員で接客する気持ちをいつも持とう。
挨拶もみんなでして、直接関わることがなくてもお客様の居心地のよい空間を演出して、一人ひとりのお客様を感動させよう。
信頼を失わないために必要なこと
・大切なことはいつもメモを取る
・一回注意されたことは忘れない
・任された仕事を100%やる。先輩まかせにしない
・明るく元気に返事ができる
・遅刻をしない
・仕事を丁寧にする
・レッスンを自主的にする
・気分で仕事をしない
スタッフから信頼をうけるアシスタントは、スタイリストになってからお客様に信頼されるスタイリストになる
売れっ子スタイリストがアシスタント時代に実行したこと
11ウイッグはスタンドにセットしない
女性のお客様は、男性スタイリストにちょっときつめのテンションで髪を引っ張られると「男だからあらっぽい」と思いやすいんです。男性スタイリストは女性スタイリストよりもていねいに施術をしなければ、絶対に売れないと思う。
わざと机の上に置いてカラー塗布やワインディングの練習をしました。
この練習法で力が強く入りすぎずお客様の髪によりていねいに触れる習慣が身に付いた。
12お笑いビデオをチェック
美容師は、お客様を楽しませるエンターティナーでなければならないと考え、毎朝、お笑いビデオをチェックしていました。
お客様を笑顔にさせるひとつの材料として、お笑いビデオからヒントを得ていました。
13一般常識を身につける
アシスタント時代は年配のお客様が多い美容室で働いていたから、常識を持った大人として見てもらうために、一般常識を身につける勉強は毎日欠かさなかった。新聞を読む。
ニュースを見る。一般常識の本を読む。マナーブックを読む。早く一人前の美容師として認められるよう努力した。
14いつもポケットにメモ帳
毎日サロンワークをしながら、気付いたことをメモ帳に書き記していきました。
技術できづいたこと
お客様への接し方で気付いたこと
組織の中でのスタッフへの接し方で気付いたこと
の三項目にわけて、書きとめていきました。
15ヘアや美しいものをファイリング
ヘアだけでなくインテリアや風景、ファッションなど、綺麗なものや可愛い写真をファイリングしていきました。ヘアスタイルは雑誌の切り抜きをジャンル別にわけてはり、美意識を高める材料としました。こうすることで自分の目が肥えてくる。
また自分の得意分野を明確にしていくことで、口コミ客を増やすことができるので得意分野をしる材料ともなりました。
お客様の行動から考えられる事
・キョロキョロしている→緊張している。不安がある。リラックスできるような声かけをする。
・下をむいている→クロスが苦しい。クロスで首が苦しい。「苦しくないですか?」と声をかける
・カラーやカット、パーマの施術中下を向いていたお客様が鏡越しに美容師を見た。
→必ず何か言いたいことがあるので、柔らかく聞き出す。
・時計や携帯電話を良く見る→時間があまりないのかを必ず確認。こまめに時間を教えてあげる。
・お客様が雑誌を読んでいる途中、話しかけても下を向いたまま
→雑誌を読みたいかもしれないので、こちらからは積極的に話かけない。様子をうかがう
・雑誌の最後のページに近いところを読んでいる。
→すかさず新しい雑誌をもっていく。
・お客様が一人でいる。一人でまっている。
→退屈させないよう声をかける
・ハンカチで鼻を押さえたり、鼻をすすっている。→風邪や花粉症の可能性があるのでティッシュを持っていってあげる
・技術が終了した後に「いい!」ではなく「大丈夫です」とおっしゃった。
→必ずどこかに「?」がある思ってその「?」を聞きだす。必ずお客様の疑問に対して、アドバイスやお直しの確認をする。
・鏡を見せた時、自分から首を動かして左右を確認する→美意識が高いお客様なのでなるべく長く鏡を見せるようにする。
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