Googleマイビジネスの使い方 最終章
Q1 投稿や写真で気をつけるべきこととは?
「文章表現などについて気をつけること」は以下のポイントです。
・産業財産権(工業所有権)
部品、製品などの写真をメーカーに無断で使用しない。また掲載には明確なOKをもらうこと。特許など、工業製品は秘匿管理が厳しいです。
・著作権
他人の著作物を掲載しない。新聞雑誌、テレビ画面のキャプチャ掲載も違法です。
・肖像権(迷惑防止条例違反の可能性)
許可なく他人の顔写真を掲載しない。個人が特定できそうな場合はモザイク処理がベターです。
・薬機法
「特産フルーツでお肌がプルプルに」など、効能効果表示は避けましょう。
Q2 投稿のネタが思いつかない!
投稿が思いつかないときは、「パターン」に当てはめて考えることをおすすめします。
定番ネタ系
・新商品、新メニュー、入荷情報を告知する
・ブログを書き、それを告知する(ブログに誘導する)
ハウツーネタ系
・「~とは?」など、用語を説明する
・「~の仕方(方法、手順)」を解説する
・「~の選び方」を解説する
・「~するときのコツ」を解説する
・「ビフォーアフター」を説明する
汎用ネタ系
・お店の「利用例(エピソード)」を説明する
・地域のこと(お祭り、開花情報など)をかく
・季節で分ける・・「春先の・・」「梅雨明け時に行いたい・・」
・年齢で分ける・・「シニアのかた向けの・・」「卒園式に向けた・・」
・時期で分ける・・「初めて・・するかたの・・」「何度も・・してしまうかた向けのコツ」
Q3 どんな検索キーワードを選べばよい?
ネットの向こうのお客様と出会うチャンスを増やすために、WEB発信では「よく検索されるキーワード」を使いたいものです。
「インサイト」の「ビジネスの検索に使用された検索語句」にて確認しましょう。ツールとして有効なのは
Googleトレンド
Googleトレンドは、Google検索においてどんなキーワードで検索されているのかを知ることができる、Google公式の無料サービスです。
このGoogleトレンドは、キーワードの「比較」ができることがポイントです。先に「注文服」で検索し、試しに「+比較」というところに「オーダースーツ」と入力して調べてみましょう。
グラフを確認すると「注文服」よりも「オーダースーツ」のほうが非常に多く検索されており、かつ、その検索度合いは上方傾向にあるのがわかります。では、貴店が紳士服店、あるいはテーラーだとすれば、「注文服」と「オーダースーツ」のどちらのキーワードを使ってWEB発信すべきと考えるでしょうか?基本的には、「オーダースーツ」で勝負したほうがよさそうですね。ただし、あえて逆張りで「注文服」というキーワードでブログ記事などを書く考えかたもありますので、余力があればお試しください。
goodkeyword
グッドキーワードはGoogle検索などで「よく使われる検索キーワードや、その組み合わせ」がわかるシンプルで優れた無料ツールです。グッドキーワードの特に「Googleサジェスト」というコーナーを使えば、Google検索でどんなキーワードが使われているかがわかります。「ああ、これは予想通りだね」というキーワードもあれば、思いもよらないキーワードを発見することもあって非常に役立ちます。
最後に
Googleマイビジネスを活用できている状態とは?
Googleマイビジネスを「うまく使えている」というのはどういう状態でしょうか?
・自社ホームページの検索順位に大きな変動がないのに、来店や電話問い合わせが増えた
・「くちこみを見てきた」というお客様が増えた
・投稿機能でPRした商品・サービスについての引き合いが増えた
といった動きがあったとき、それはGoogleマイビジネスの成果である可能性が高いように思います。厳密には、新規のお客様に「何を見て来店に至ったのか?」をヒアリングする仕組みが必要です。
・Googleマイビジネスでやるべきこと
・週に1度程度「投稿」をしていますか?
・写真を追加していますか?
・祝祭日などの特別営業時間について掲載していますか?
・くちこみに返信をしていますか?
・お客様に、くちこみを書いていただくように案内していますか?
ぜひ、「今すぐ」Googleマイビジネス活用の実践を始めてみてください。
スマホの向こうで、お客様がきっと待っています。