【翻訳】Stoneshard開発日記:犯罪システム
みなさんこんにちは!
今回の開発日記では罪と罰のシステムについてお話しようと思います。このシステムはこの夏の終わりに配信予定の "City of Gold" アップデートにて追加されるものです。
当初私たちは、このシステムをそんなに早く追加する予定ではありませんでしたが、現在開発中のランダムエンカウントシステムでは殺害可能なNPCが必要になること、そして必然的に殺害行為に対する罰が必要になります。他の罪に関してはこの決断によって付随的に導かれたものに過ぎません。それでは、システムの大まかな姿について見ていくことにしましょう。
犯罪メカニズム
NPCの見ている前で行った違法な行為は全て犯罪と見なされます。これには次の行為が含まれます。
・平穏を乱す行為:自分の所有物ではないコンテナを開いたり、公共の場所に罠を設置したり、NPCに向けて物を投げたり、魔術のような特定のアビリティを公共の場所で使用したり、不法侵入したり、などなど。
・鍵を開ける行為:鍵の掛かった箱やドアをピッキングまたは無理やりに開けようとすること。
・窃盗:自分の所有物でない物品を取得すること。
・家畜の殺害:ネコやイヌなどに比べて価値が高いと見なされている動物(例えばウシやウマなど)を殺害するとより重い罪が科されます。
・NPCの襲撃:先制攻撃を行うと襲撃と見なされます。
・NPCの殺害または傷害:襲撃を最後まで完遂した場合です。
・襲撃および殺害以外は、このリストに記載された行為を実行しても捕まらない限り犯罪としてカウントされることはありません。
罰
それぞれの罪は様々な影響をもたらします。
・評判の低下:低下幅は犯罪の程度によります。例えば、殺人は数十回の契約完遂によって得られる評判を一度に失わせ、地元の人々に憎しみの感情を与えることになります。
また、評判の低下は派閥全体におけるあなたの地位にも、程度は控えめながら影響を与えます。そのため、オスブルックで盗みを働いて逮捕されるようなことが頻繁にあれば、その噂はマンシャーやブリンにまで届き、あなたの評判を損なうことになります。
・指名手配:指名手配されている期間中、衛兵たちはあなたに罰金を課そうとしたり、逮捕しようとしたりします。そして、土地の人々はあなたとのやり取りを拒否するようになります。これには取引、契約やタスクの依頼、あるいは単に話すことさえも含まれます。指名手配されている集落では睡眠をとってゲームをセーブすることもできません。
犯罪を犯した場所だけでなく、同じ派閥に属する別の集落でも指名手配されることになるので、中立的な場所でほとぼりが冷めるのを待つか、あるいは将来的な話ですが、別の派閥に属する場所で待つことをお勧めします。
・罰金と収監:次のいずれかを行うことで罪を償うことができます。それは、罰金を支払うか収監されることです。罰金の金額や服役期間は罪の重さによります。
いつでも衛兵への協力を拒否できますが、一時的に衛兵が敵対することになります。戦闘が不利な流れに傾いた時は、降伏するチャンスがもう一度与えられます。
牢獄
gif動画
お金を節約しようと、罰金を支払う代わりに服役することを決めた場合、服役期間は罪の重さによって決定されます。これは最大で40日間です。この罪はプレイヤー自身も体験することになります。全ての所持品は一時的に没収され、あなたのキャラクターは独房に閉じ込められます。丸一日をスキップするのに使える簡易ベッドがあり、あなたが餓死してしまわないように、衛兵が毎日お粥と一かけらのパンを配給してくれます。
監獄で時間を過ごしている間、あなたの評判は徐々に増加し、最終的には中立の状態になります。これはあなたが罪を償っているということを反映したものです。同時に、実戦経験の不足によって経験値を失います。しかし失う経験値の量は大きなものではなく、レベルが下がることもありません。失う可能性があるのは、次のレベルに向けて溜まっていた経験値のみです。
窃盗
gif動画
集落に置かれているほとんどのコンテナは派閥が所有するものになります。そして、そこから持ち出したアイテムは全て盗品と見なされます。
「借りた」品物を同じ土地にいる商人に売ることはできません。他の集落に行って売るか、盗品商を見つけるか、ほとぼりが冷めるのを待つしかありません。盗品の捜索期間はその盗品の価値によって異なります。たとえば、バケツが盗まれたとしてもすぐに忘れられてしまいますが、宝石類は長期間にわたって捜索の対象になります。同じことは罰金の重さにも言えます。
NPCの殺害
gif動画
集落の外にいるNPCは全て殺害可能です。道で遭遇した巡回兵や商人は、ちょっとした出来心で殺され、そして略奪される可能性があります。
集落内のNPCに関しては変わらず殺害不能です。そうしなければ、ストーリー進行が止まってしまう可能性があるからです。さらに、膨大な量のコンテキスト依存の会話文、集落の視覚的変化なども必要になります。まとめると、ほとんどのプレイヤーが無視するだろう機能に多くのリソースを投入するのは賢明ではないということです。
ですが、これらのNPCを攻撃すること自体は可能です。HPを0%まで低下させると彼らは昏睡状態に陥り、HPが一定の値まで回復すると意識を取り戻します。計画中の犯罪システムにおいては、こうした行為は殺人と見なされます。その気があれば村の商人を襲って彼らの所持金やいくつかのアイテムを強奪することも可能ですが、商人が持っている在庫品全てを奪うことはできません…
=========================================
今回は以上となります。次回の開発日記をお楽しみに!
翻訳活動へのご支援をお願いしています。 私は翻訳者を目指しています→無事職業翻訳者になりました! このnoteでは主にStoneshardの開発日記の翻訳を投稿しています。頂いたご支援は翻訳活動の充実のために利用させていただきます。よろしくお願いいたします。