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【翻訳】Stoneshard開発日記:魔術技能

 みなさんこんにちは!
 今回の開発日記は、8月5日に配信予定の次回大型アップデート "Forgotten Lore" で追加される2つめのアビリティツリー、魔術技能についてお話しします。
 魔術技能は極めて影響力のある支援系ツリーとしてデザインされているため、あらゆる魔術師ビルドにとって使いやすいものとなっています。そのため、このツリーのアビリティは主に二つの点に焦点を当てています。一つは自らの魔術の効率と安全性を向上させること。そしてもう一つは敵の魔術に対抗することです。
 こうしたデザインの方向性をより良く理解するためにも、前回の開発日記をぜひチェックしてみてください。今後の魔術の変更点に関して詳細かつ重要な情報をお伝えしています。

全体の構造

魔術技能ツリー

 魔術技能は12のアビリティ(6個のアクティブ、6個のパッシブ)から構成されています。アビリティツリーは大きく二つの順路に分けられます。左の順路は主に純粋な魔術師ビルドを対象とし、右の順路はハイブリッドなキャラクターに資するアビリティが多く含まれています。

アクティブアビリティ

策略の印 (Seal of Finesse)

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 ファンブル率と反動確率を下げ、クールダウン時間を短縮し、反動ダメージの減衰を早める効果を発現させます。使用時には、その時点の反動ダメージを軽減する効果も発揮されます。
 「印」は武器スキルの「構え」と同じような働きを持ちます。効果の蓄積数はターンの経過で増加し、他のタイルへと移動することにより減少します。

力の印 (Seal of Power)

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魔力、武器ダメージへのボーナス、そしてわずかに射程ボーナスを与える効果を発現させます。効果はそれだけではありません。プレイヤーが特定の魔術学派の魔術を使用すると、この効果はそれぞれ固有の効果を持つ、対応する魔術学派の印へと変化し、持続時間もわずかに延長されます。
 例えば、「炎術の印」は炎術力を与え、武器に炎術属性を加え、クリティカル率と奇跡確率を上昇させます。「電術の印」は電術力と攻撃に衝撃属性を加えるほか、反動確率とファンブル率を低下させます。「地術の印」(訳注:旧風水術は地術へと訳語が変更になります)は地術力およびブロック率へのボーナスに加え、反動ダメージ減衰を早め、被ダメージを低下させます。

洞察の印 (Seal of Insight)

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 この印は、詠唱者の近くの何カ所かに、「力の泉」を発現させます。プレイヤーが「力の泉」が置かれたタイルにいると、魔力、奇跡確率、活力回復にボーナスが与えられ、魔術コストが低下します。この効果はプレイヤーがそのタイルに留まる限り持続し、ターン経過ごとに効果が強くなり、魔術の詠唱で効果が弱くなります。
 したがって、短時間に多くの魔術を詠唱したい場合、「力の泉」と「策略の印」の双方を使用するのは良い考えかもしれません。この戦略には代償もあります。機能させるためには機動性を捨てる必要があるからです。

浄化の印 (Seal of Cleansing)

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 この魔術を使用すると、主な対象およびそれに隣接する対象から、全ての魔術的および物理的効果を、バフ・デバフにかかわらず取り除きます。加えて、炎上しているタイルを消火し、酸、不浄の血、溶岩の「たまり」を一掃し、さらにルーンや他の魔術的存在をも消し去ります。取り除いた効果や物体の数に応じて詠唱者は少量の活力を回復し、発動中のクールダウンを短縮します。

 詠唱者自身がこの印の対象になったり、その効果範囲にいる場合、取り除いたバフの数に応じて奇跡確率と被ダメージにボーナスが与えられ、取り除いたデバフの数に応じてダメージ耐性が減少します。

 アンデッドやレイスのような魔法生物にこの印を使用すると、一時的にそれらの被ダメージを増やすことができます。

反射の印 (Seal of Reflection)

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 この強力な防御バフはキャラクターの全ダメージ耐性を上昇させるだけでなく、近接攻撃で受けたダメージの半分を跳ね返し*ます。また最も重要な点は、この印の効果中、詠唱者を狙った全ての魔術は、(対象が存在する場合)視界内のランダムな対象に狙いが変更されてしまうことです。

*ダメージ反射の仕組みにいくつかの変更が加えられました。防御もしくは耐性が適用される前に反射が行われるようになったため、この数値の効果が大幅に強力になります。

制約の印 (Seal of Shackles)

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 魔術技能の最終スキルは強力な印で、対象の活力回復を大幅に減少させ、スキルコスト、クールダウン時間、ファンブル率を増加させます。
 この印の効果中、その敵は魔術を唱えられず、クールダウンから復帰したアビリティは対象の活力を消耗させ(そのアビリティのコストに依存)、同量の秘術ダメージを与えます。

パッシブアビリティ

正確な所作 (Precise Movements)

 各魔術学派に使用したAPに応じて、その魔術の反動確率を低下させます。また、同じタイルに留まっていると徐々に反動確率が低下します。

消散 (Dissipation)

 受けた魔術ダメージおよび自然ダメージ1につき、1の活力を回復し、魔術耐性と自然耐性に少量の蓄積ボーナスを与えます。

魂と肉体 (Body and Spirit)

 魔術の詠唱による疲労が20%軽減されます。また、魔術の反動が発生した際の正気度減少を20%抑えます。

魔術の残響 (Lingering Incantations)

 全ての魔術的効果の持続時間を延ばします。これには、溶岩や球電といった、魔術によって作られる範囲効果も含まれます。

超脱 (Thaumaturgy)

 すべての魔術に奇跡確率と奇跡効能のボーナスを与えます。奇跡を起こすと、反動確率と反動ダメージの蓄積を減少させます。

秘伝 (Arcane Lore)

 魔術技能のアクティブ・パッシブアビリティを含む、習得した魔術アビリティ*の数に応じて魔力に少量のボーナスを得ます。

*現在のバージョンではこの効果はヨナの開始時特性として存在しますが、これは "Forgotten Lore" で変更になります。ヨナは魔術書を読むことで魔力を獲得し、習得した魔術アビリティはヨナの獲得経験値を永続的に増加させます。これは、特性システムとキャラクター作成が完成した際に導入予定の、プリセットキャラクターの開始時特性に対する変更点の一つ目になります。


 今回は以上です。魔術技能を気に入って頂けること、そして、新しいキャラクターのビルドで試して頂けると私たちも嬉しく思います。アップデートも目前に迫ってきました。引き続き、最新情報をお見逃しなく!


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