子どものストレスチェック
(WebMDより引用改変)
千倉町は田んぼに水が張られて、美しい田園風景が広がりました。
最近はコロナで精神症状、脳症状が見られる患者さんがとても多いです。
特に子ども達に異常行動が出ているという相談も後を絶ちません。
まず大人達自体が落ち着いた対応が出来ていませんから
無理もありません。
新生活の始まりということもあり
WebMDで
こどものストレスが溜まった時に起きる症状が
簡単に確認できるイラストが公開されました。
もっと色々ありますけどね。
今日の朝方、目が覚めた時に携帯をチェックしたら目に入り
その場で携帯で日本語を載せたので画像が粗いですがご勘弁を…
『食欲』だけでなく
『食習慣の変化』が起きるというところが少し意外でしょうか
あと外来で多いのは
身体を触ったり自傷行為に近いことをするケースです。
これは身体接触で
オキシトシンという安心感、幸福感を得られるホルモンが分泌されますので
『自分で投薬している』
と言えます。
きちんとお子さんとコミニュケーションが取れていれば
大抵の場合、変化には気付けると思います。
こちらは2018年1月3日の論文です。
人間は相手の顔から病気を察知することができる。
それは写真からでも見分けられる。
(スウェーデン研究)
研究は今月3日に『Proceedings of the Royal Society B』に掲載。
・唇と肌の血色の悪さ、
・むくみ、
・口角のたるみ、
・垂れたまぶた、
・目の赤み、
・皮膚のテカリや不均一感、疲労感
以上の点をサインとして気付くようです。
昔から
目の輝きが違う とも言いますよね。
有名な話ですが
ベラドンナ総アルカロイド
という物質は
目薬などに入っている瞳孔を拡げるもので
このベラドンナは
イタリア語で「美しい女性」を意味する bella donna の読みそのままで、
古くに女性が瞳孔を拡大させるための散瞳剤として、
この実の抽出物を使用したことに由来しています。
人間が興奮している時に瞳孔が拡がりますが
瞳孔が開いている=瞳が輝いている美しい状態
というのが
誰もが知る憧れだったんでしょうね。
私がいつも批判している
『自分には人間の悪い部分が分かる』
と主張する愚かな大人や医療者。
それは
『誰もが普通に持っている能力』
ということが証明されて嬉しい限りです。
もちろん極一部の医療従事者は
共有できる確かな理論で
より細かな健康状態を調査することができます。
でもそれは
俺なら分かる!俺が正しいんだ!
という、どこにでもいる医療者の謎の過信からくるものではありませんので
診察を失敗したことにも気付かない連中だけが言えるセリフです。
私が書いた診察の本はBASEから購入できますので
勉強熱心な方は是非読んでみてください。一読の価値ありです。
書くのに大変苦労しましたから…
最後に注意して頂きたい部分がありまして…
お子さんの状態に気を配るのは親の務めですが
『甘やかす』ということは
『虐待』と同じです。
これは脳科学的に常識となっていることなんですが
虐待の中でも
『ネグレクト』
と呼ばれるものと同じ行為になります。
要するに 何もかもほったらかしにされることですね。
何故
手塩にかけまくった子が
虐待を受けた事と同じになってしまうのか
答えは簡単です。
あまりに親が接近しすぎた場合、
成人してからの処理能力が大きく落ちることが分かっています。
当たり前のことですが
世の中に出た時、
友達も社会も甘やかしてはくれないからです。
社会生活を学べないんですよね。
世の中に出た時、本人が苦労します。
こういう当たり前のことを
ついつい見落としてしまうんですよね。
社会生活で成功させたい
人間力を上げたいなどとよく言われますが
色々なヒトと関わることで
社会性が伸びるのが当たり前です。
必要なのは
わけの分からない教育法でも無ければ
家族だけで囲い込むことでもありません。
今日は
どんな会話をして
どんな表情をしているでしょうか
誰にでも きっと
分かるはずです。