湘南の土地探し 天候編
湘南の土地探しのちょっと裏技
湘南で土地を探していると眺望や価格帯が少しでも安い場所を探すことが多いので崖地や高台などが候補に出てくることが多いと思います。
既存擁壁、海みえ、山みえ、斜面地、災害警戒区域の物件など
そんな時に不動産見学で回るのはパキンとした良い天気のことが多いと思います。キラキラ光る海が見えてテンションも上がり、業者もそれにのせて営業をかけてくるものです。ちょっと高くても買ってしまう気持ちになると思います。
土地の真実は悪天候にあり
よくお客様にお伝えするのは一度見に行った土地を悪天候の時に見ることを裏技としておすすめしています。なぜかというと悪天候の時に土地の真実が見えることが多々あります。例えば・・・
・ものすごい風雨が吹き付ける →サッシ破損の恐れ、漏水の危険、倒木
・裏山から大量の絞り水 →土砂の流入、崖崩れの恐れ
・道路が川のようになってしまう →敷地に水が流入する
・既存擁壁から水がたくさん出てくる →擁壁の安全性の懸念
これは設計計画にあたっても、眺望優先で大きな窓をつけたことで悪天時に怖い思いをされてしまうこともあります。またシャッターを付けるべき場所が事前にわかれば木が折れて窓が破損することにも対応できると思います。土砂に関しては家の配置を少しでも危険がない場所にすることもできます。擁壁に関しては本当に安全なのかあたりをつけることもできます。こうして天気の良い日にはわからない土地の姿を知っておくのもポイントの一つです。
湿気のあるエリアは梅雨時期によくわかる
最後に鎌倉や逗子葉山など湿気の高いエリアは梅雨時期に本当の姿がわかります。敷地を歩くと風が動かず止まっているような土地(我々は風が死んでいると表現しますw)は本当に大変です。周りの塀や道路沿いにやたらシダやコケ類などが生えていると水が抜けにくい、もしくは水が継続的に流入している土地というのもわかり、カビや蚊も生じやすいので部屋の間取り(北側に小部屋をやたら設けないなど)や除湿対策もしておくとあとで困らないので参考にしてみてください。