見出し画像

循環器病対策推進基本計画が間もなく策定、その背景となるデータと考え方を探ってみます。

こんにちは。複業めざして活動を進めているものです。仕事が変わることになり、実現可能性が遠のいてしまったのですが、あきらめずに取り組もうとしがみつく日々です。

コロナが席巻し、次はインフルエンザがやってくる環境において、ともすれば他の病気のことを忘れがちな今日この頃。

感染症はもちろん命にかかわる大問題です。他に命にかかわる重大な病気は、がん、そして循環器病。今日はそのデータをご紹介したいと思います。

画像1

表題の計画作成根拠の資料から引用です。死亡原因は、がんがダントツで1位。それに続いて、心疾患、老衰、脳血管疾患と続きます。この心疾患と脳血管疾患を合わせて循環器病と定義し、その死亡者原因率は23.2%となります。

個人的に注目しているのは、心疾患と脳血管疾患の間にはさまっている、「老衰」です。これって、昔はあまり出てこなかった死亡原因だったと思います。

亡くなるその時には、心不全や呼吸不全、、、色々と原因病名があって、その時の病名が決まっていたのだと思います。その中で、老衰という原因が増えてきているのは、在宅医療等の活動を頑張っている医療者の皆様、そしてご家族の尽力による、この8%なのではないかと推察しています。

画像2

話を戻しますが、循環器病です。介護の原因となる割合もデータが示されておりました。合算すると21.2%と、もちろん多いです。

しかしよく見ると、認知症や衰弱、骨折、関節疾患とが過半数を占めていますね。これを見ると、循環器疾患も大事ですが、フレイルやロコモ、サルコペニアというものも、非常に重要なものだと感じます。

画像3

ここまで循環器病の対策計画の根拠となるデータをみてきました。

なぜ今このような取組を進めているのか。やはり、1人でも多くの私たち働き手に対して、できる限り健康で、長く現役でいて欲しいのだろうなあと思います。

最近色々なところで耳にする、健康寿命について。ここでもデータがでております。平均寿命と健康寿命の差を縮めたい、ということのようですね。そのためには、病気にならないようにすること、病気になってもすぐに治療に入り、回復できること、が必要です。

国はそのための体制を整えてくれているのだということが、最近よく分かりました。

ただ気になる点としては、世界的にみると、現在の日本人の平均寿命と健康寿命の差は、いたって普通らしいです。。。

画像4

最後になります。やはり直接的な医療費ですね。循環器病の医療費は、がんよりも高い!ちょっと驚きました。

やはり医療費削減のためにも、健康で長生きできる体制が必要ということなんですね。。。

気を付けていても、病気はやってきてしまいます。わたしの家族もそうでした。悲しいですが、現実です。

とはいえ、避けることができる病気は避けたい。循環器病は、努力で避けることができる方の病気ではないかと思っております。

わたし自身、わたしの家族のためにも、医療のお世話を最小限にするための努力を継続し、日々を過ごしていこうと思います。そして病気となった時は、家族の負担を軽減すべく、可能な限り医療と介護のお世話になろうかと、、、。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?