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地域医療の定性情報は調整会議資料も参考に。

こんにちは。医療経営士は役に立つ、それは人のネットワークの中で様々な学びがあるから、という記事を書かせて頂きました。オープンになっている医療関連の資料は多数あり、著作権もないので引用する方もたくさんいる昨今です。また、それらのデータを解析するツールもどんどん作成され、こんな視点気づかなかったなという学びもたくさんあります。

そんな中で、「あの施設の地域連携はこんなことしてるよ」「あんなデータをとって院内で周知してPDCA回してるよ」「院長はこんな経営方針みたい」というような、人づてで知る情報≒定性情報は、医療経営士仲間や多職種の方々から教えて頂くこともあります。

営業やコンサルという立場から、もう少し地域医療の状況について知りたくて、定性的な情報をデスクリサーチしておりますと、これは優れているなーと思うものが2つあります。

一つは公立病院や公的医療機関の改革プラン2025です。皆様のご存じの通り、該当する医療機関は、2次医療圏における自院の立ち位置や、現在から未来の経営について作成したものを公表しなければならないものです。

その医療機関の経営戦略を通して、地域医療が読み取れる非常に面白い資料です。他方で、これは公立や公的な医療機関だけのものとなっており、定性情報収集には限界があります。

そこで二つ目として、量はぐっと増えてきますが、「地域医療構想調整会議」をみることをお勧め致します。

私の記事を読んでくださるような方は、地域医療構想やその調整会議の説明を必要とする方は少ないのかもしれません。詳しく知りたい方はこちらをご参考くださいませ。

この地域医療構想実現のための会議である、調整会議がなかなかに興味深いものとなっております。各医療圏で参加メンバーや議題など多岐に渡り、病床削減をどのように実現するか?にとどまらない情報収集が可能となっております。

例えば。。。

こちらは大阪府のHPになります。この中の南河内医療圏など見てみます。

もちろん、地域医療構想ならでの分析や今後の方針もありますが、この他に「移転予定の病院跡地の議論」や「地域医療支援病院の指定を受けるまでの活動」などの資料も掲載されています。こんな資料を読んでから、各医療機関のHPを読み直すと、背景がよく分かります。

このような事実は、各病院のHPに記載はあります。が、そこからもう一歩踏み込んだ情報は、こんなところに公表されているんだーと学びがありました。

意外と医療関係者の方は、その周辺で仕事をしている方でも、ここまで目を通さないようです。こんなところの情報もあるということが、皆様の活動の参考となれば幸いです。




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