【今さら】2021年の革靴活動を振り返る
年が明けて少し経ってしまいましたが、2021年の革靴活動を振り返りたいと思います。
というのも、前回の投稿でも少し書いたとおり、目下、革靴熱が再燃している真っ最中でございまして、私の中ではこれまでになく革靴へ時間やお金を投じた一年でございました。
色々と靴の出入りも多かったですので、備忘録として激動の一年(当社比)を振り返りたいと思います。
購入したもの
1 Crockett&Jones Belgrave
トレーディングポストのセールで安くなっているのを見かけて、衝動買いに近いような形で購入。
実はベルグレイブを購入するのはこれが2回目だったのですが、久しぶりに手元に置いてみると思いの外使い勝手が良くて、非常に重宝しています。
ベルグレイブに関しては近々別のポストをしようと考えているので、詳しくはそちらであれこれ書こうと思います。
2 Church’s Diplomat
昨年春先にチャーチの大幅な値上げが発表され、「さすがにチャーチが10万円超えとはなあ…」と嘆いていた矢先、これもたまたま安く買える機会があったので購入。
これまで旧チャーチはたくさん履いてきたのですが、現行チャーチは恥ずかしながらこれが初めてで、「いつか買おう」と思っていた「いつか」が昨年訪れました。
チャーチは元々大好きなブランドでしたし、私自身セミブローグが一番好みのデザインということもあり、革靴を好きになった頃はこのディプロマットが憧れの一足だったんですよね。足掛け約8年、(旧チャーチを除けば)ようやく履くことができて思いも一塩という感じです。
あと、この靴はいわゆる「当たり個体」な気がしていて、チャーチの中では革質とかも悪くなく、靴箱を開けたときにテンションが上がった記憶があります。
購入後はチャーチらしくガシガシ履いてますが、もちろん何の不満もないですし、良い買い物だったと思います。
3 VASS Austerity Brogue
VASSについては、古くは最高級靴読本でその存在を知っている程度で、東欧のブランドということもあり身近には感じていなかったのですが、近年革靴愛好家の方々がよくブログなどでレビューを上げられるようになり、興味をそそられていたんですよね。
VASSは公式サイトでよくセールをやってくれているのもあって、勇気を出して個人輸入で購入しました。これが初めての個人輸入です。
個人輸入らしく多少のトラブルもあり、英語で先方とメールのやり取りをするなど、中々思い入れのある靴となりました。履き心地に関しても色々と感じるところがあり、様々な靴を履いてみることの面白さを再認識させてくれた靴でもあります。まあ、そこらへんはまた別に投稿したいと思います。
これも購入してからはよく履いていて、ブラインドフルグローブのデザインもビジネスで非常に使いやすく、重宝している一足ですね。
4 VASS Alt English
上のAusterity brogueと同時に購入。
靴を色々と売り買いする過程で、昨年はあろうことか黒のストレートチップが一足も手元にない状況だったので購入。実はまだ履き下ろしていなくて、プレメンテのみしこしこしているだけなのですが、まあいつか出番がくるでしょう。
5Edward Green Chelsea
上の4足を購入した時点でだいぶ散財していましたので、それなりに購買欲求も充たされていたのですが、未使用品なのにプロパーの半額程度で市場に現れたこいつと出会ってしまい、撃沈。いやー、そりゃマイサイズの新品があの値段で売っていたら買っちゃいますよ…。
チェルシー自体ももちろんいつかは欲しいモデルだったのですが、グリーンのダークオークをずっと履いてみたい、というかエイジングしてみたいと思っていたんですよね。
グリーンのダークオークは個体によってかなり色味に差があるイメージですが、この個体は色が少し薄いように感じます。個人的には濃い茶色が好みなので、ニュートラルではなくダークブラウンくらいのクリームでケアしていこうと思ってます。
貧乏性ゆえ、これもまだ履き下ろせていないのですが、ぼちぼちデビューさせようかな。どんなエイジングをしていくのか、今から楽しみです。
6 Foster & Son SANDRINGHAM
チェルシーで終わらず、フォスターまで更に手を出すとは…。我ながら少し引いてましたが、妻はもっと引いてました。しかし、この買い物は正解だったと自負しています。
フォスターアンドサンといえば、2020年暮れくらいにあった廃業前の投げ売りセールにより日本でも一気に所有者が増えた印象ですが、残念ながら私はその機を逃してしまっており、「タイムスリップできたら何足買ってやろうか」と妄想するくらいに後悔の日々を過ごしておりました。
(昨年秋くらいには、リファーレさんが改めてセールで放出し、インスタ界隈でもフォスターが賑わっていましたね。)
そんな中、デッドストックでマイサイズのサンドリンガムで出会ってしまったら、それはもう買うしかないでしょうということで、即決。
この靴の良いところは、サンドリンガムというと普通はスクエアトゥの66ラストを使用されることが多いのですが、こちらはラウンドトゥの05ラストが採用されていて、古き良きラウンドトゥが大好きな私にとっては願ってもない個体でした。また、ソールにブランドロゴの刻印がない、いわゆる「初期ロット」と呼ばれる個体で、何ともマニア心をくすぐってくれます。
更に嬉しかったのは、こちらの靴を販売されていたのが私が普段よく拝見している革靴関連のブログを運営されている方で、憧れの革靴愛好家の方から譲り受けられたのも、個人的には感激するところでした。
足馴染みに苦戦しており、まだ本格的にガシガシ履けていませんが、履きこなせるように地道なトレーニング(=近所の散歩)を積みたいと思います。
いつか機会があれば、自社工場製の上級ラインである「フォスターコレクション」の靴や、グリーンなどがOEMを手掛けていたフォスターネームのビンテージ靴なども履いてみたいですね。
6 その他
昨年暮れには念願だったJOE WORKSさんへの訪問が叶い、2足もオーダーしてしまいました。2月頃の完成予定とのことなので、完成の報を今か今かと待っているところであります。
また、ケアグッズも色々と買い足しましたね。これらもまたいつか、ご紹介できれば。
本当、トータルでいくら散財したんだろう…。
手放したもの
ケアのサイクルや収納スペースなどを考慮すると、今の私には同時に保有できる足数としては15足程度が限界かなと思っています。
これだけ色々と購入すれば、自ずと何足かは手放さなればならず、5足程とお別れしました。
手放した靴をあれこれ解説するのも気が引けるので詳細は割愛しますが、旧チャーチのデッドや茶箱ジョンロブ、パラブーツのシャンボードなどとお別れしました。どれも新しいオーナー様のもとで愛されることを祈ってます。
少し脱線しますが、私は少なからず売る側の経験も積んできましたが、「どこで売るか」も「どこで買うか」と同じくらい大切だと思ってます。
中古靴の買取・販売店は数多ありますが、中にはあまり状態が良くない靴を「コンディション極上」と謳って販売したり、旧エドワードグリーンや旧チャーチってだけで「激レア」と煽って法外な値付けしたりする業者さんもいますからね…。
高く買い取ってくれるかももちろん大事ですけど、出来ればこういう業者さんにはお売りしたくないなと。靴への愛情を持ってらっしゃるお店で売りたいなと思ってしまいます。良いお店で売れば、良いユーザーさんに買ってもらえると思いますし。
ということで、メルカリなどで売ることもありますけど、私はそれなりの靴を売るときはSHOESAHOLICさんにいつもお世話になっています。
靴を売ることについても、別の記事かなんかで書けたらいいですね(紹介したい失敗談がたくさんありますので笑)。
2022年の展望
とりあえずはオーダーしているジョーワークス2足を楽しみに待ちたいと思いますが、他にも買いたい靴もチラホラ…。
というか、実は既に一足購入してしまいました笑。まあ、それは追ってご紹介します。
一つ悩みなのが、新しく購入したとして、もう代わりに手放してよいと思える靴がほぼないので、増える一方になってしまうこと。妻に頭を下げてラックスペースを拡大するしか…。
2022年は靴を買うだけでなく、やはりもっと履いて、ケアして、様々な経験と知識を得たいですね。あとは、革靴好きの友人に出会えるといいな。
昨年ほどはあれこれ買えないと思いますが、今年の革靴活動がどうなっていくのか、とても楽しみです。
それでは、また〜。
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