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ポイント解説「事業計画及び成長可能性に関する事項」
こんにちは。コンフィデンス・インターワークス IR担当です!
今回は、2023年11月17日(金)に発表いたしました「事業計画及び成長可能性に関する事項」について、こちらのIR note マガジンにてポイント解説をさせていただきます。
1on1MTGや個人投資家向け説明会の際にいただいたご質問内容も踏まえ、より咀嚼した内容をお伝えできればと考えております。
1.当社概要
2023年8月1日付で、株式会社コンフィデンスと株式会社インターワークスが合併したことにより誕生した株式会社コンフィデンス・インターワークスは、「プロフェッショナルの力と可能性を信じ、共に未来を創り出す」を新たなビジョンとして掲げ、セグメント特化型のHRビジネス※1を展開しております。
これまで旧コンフィデンスは、ゲーム業界に特化した人材派遣事業を展開してまいりましたが、旧インターワークスの人材紹介・求人広告・採用支援事業が加わり、人材ビジネスにおける主要サービスを一気通貫で提供可能な運営体制となりました。
※1 HRビジネス : Staffing(派遣)、Recruitment(人材紹介)、Outsourcing(受託)、Media(求人広告/メディア運営)の総称
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2.競争力の源泉
競争力の源泉となる当社の強みを6つご説明いたします。
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① 経営・組織=ゲーム業界向けの派遣市場でポジション確立
旧コンフィデンスが行ってきた事業を例にとりますと、後発参入でありながら(2014年8月創業)ゲーム業界に注力特化したことにより、おそらく、ゲーム業界向けの派遣市場においてはトップクラスのポジションを確立したと考えております。
当社の代表取締役社長 澤岻は、27年間人材業界に広く携わっており、多様な業界・職種においてビジネスを行ってまいりました。サービスに関しても、人材派遣を中心としながらも、アウトソーシング・人材紹介・その他人材関連のサービスなど、経験は多岐に渡ります。その中で、ゲーム業界の労働集約性が非常に高い点、変化がはやく人材が流動的な点にビジネスチャンスを感じ、参入を決めた背景がございます。
注力業界の選定と業界に適した組織設計 及び 業界知識の深化による他社との差別化により、事業を急成長させてまいりました。
② 事業戦略=市場選定力・課題の早期発見
ゲーム業界に向けた派遣ビジネスへの参入にあたっては、業界を細分化した上でのターゲット選定、業界の抱える課題の早期明確化により、いち早く市場シェアを獲得、高い成長率を維持しております。
また、経済産業省の「コンテンツの世界市場・日本市場の外観」によりますと、コンテンツ市場の拡大はさることながら、ゲーム市場においても、国内・海外ともに拡大傾向が続くと予測されており、存在感は年々顕著になっております。グローバルの垣根が取り払われ、人材が国内外問わず流入出する未来。ゲーム会社の人材需要は、継続して高まっていくと想定しております。
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業界特化型で長年サービスを提供することで、クライアント企業の人事担当者だけでなく、コアな部分にも入り込めるようになってまいりました。ものづくりの最前線に人を送り込んでおりますので、有名プロデューサーと話をしたり、当社のことを経営層にまで認知いただけたりするケースが増えております。人を通じて業界に入り込んだことにより、「ラインを閉じるが、メンバーの転職支援をお願いできないか?」というような相談も受けるようにもなりました。これらを1つずつビジネスにしていくことで、人材ビジネスのモデル自体を進化させていくことができるのではないかという可能性も感じております。
③ オペレーション=高い成長率・収益率を実現
高い生産性による効率的な組織運営も実現してまいりました。労働市場においては、多様な職種をマス広告で集めるよりも、ある程度ターゲットを絞った方がリクルーティングのマーケティング効率は高まると考え、緻密なプロセス管理を徹底し、スピーディかつ徹底度の高いマッチングのオペレーションを組むことで事業推進力を高めるとともに、生産性を意識した業務設計を行ってきたことで、高い成長率・収益率を実現してまいりました。
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ニッチ領域において、求職者と企業のマッチング総数を最大化させることは、当社の強みである採用力・営業力に加え、多様なマーケティングツールや、効果的なWEB広告などを活用することで可能になります。ゲーム業界で売上を急成長させたノウハウは、他の業界・サービスにおいても十分に生かすことができると考えております。
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④ 取引先企業=クライアントとの接点・提供サービスの増加
旧コンフィデンスのゲーム・エンタメ業界を中心とした取引社数は230社ほどでしたが、合併により旧インターワークスが加わったことで、取引社数は1,000社を上回り、業界も、建設・不動産、通信、自動車、エネルギー化学、コンサルなど多様化いたしました。
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両社で既に取引のあるクライアント企業様との接点が増加し、サービス提供が効率化できるのに加え、提供できるサービスの多様化により、顧客当たりの収益の増加にも繋げられる可能性がございます。
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⑤ 人的資本=人材サービスにおける全領域を網羅
旧コンフィデンスのゲーム業界向けの派遣・紹介事業に、旧インターワークスの人材紹介・求人広告・採用支援の事業機能が加わったことにより、採用業務の一連の流れを理解したプロフェッショナルによるサービス提供・拡大の可能性が高まりました。今後は、双方の知見を活かした新たな事業の創出にも挑戦して参ります。
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⑥ 蓄積ナレッジ=新規性のあるノウハウも蓄積
旧インターワークスでは、過去に多数の業界特化型サイトを運営していた実績がございます。また、旧コンフィデンスには、集客ノウハウの蓄積や豊富な研修プログラムがございます。新規性のある取組や業界横断における柔軟性も期待されます。
3.社会・人材業界を取り巻く市場環境
人材業界を取り巻く市場環境についてもご説明いたします。
①人材関連市場は拡大傾向が継続
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矢野経済研究所の「2022年版 人材ビジネスの現状と展望 PART1 総合人材サービス編」によりますと、人材関連市場は、2025年度には12兆2,960億円と、今後も拡大傾向が続く見通しです。当社も同じ波に乗っていきたいと考えております。
② 雇用形態の変化
これまでの長期雇用・フルタイム労働が前提の年功制賃金の仕組みの維持が困難になり、ジョブ型雇用拡大の可能性や雇用流動化、新たな雇用形態(フリーランス・副業・業務委託・時短正社員・リモートワーク)も生まれてきました。
③ 採用市場・採用方針の多様化
労働需要の高まりによって、労働力確保が困難になったことから、従来の企業主体の選考から求職者主体の選考へと、採用市場も変化を見せつつあります。求職者の求めるワークライフバランス、より多面的・専門的なキャリアを重視した採用の動きが活発化することが予想されます。
加えて、採用手法も変化しております。人材会社を活用した求人募集だけでなく、採用ツールの拡充・高機能化により、求職者への直接的なアプローチが可能となった現代。今後さらに採用戦略と方法の細分化が進んでくと考えられます。
④IT人材ニーズの拡大
IT人材の不足は、将来にわたってひっ迫すると予測されております。当社の業界・対象エリアにも当然関連する事象と捉えております。人材採用は困難になると予想しておりますが、他方でクライアントからの需要は拡大するため、事業機会と捉えることができると考えております。
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人材市場は拡大傾向にあるものの、社会・市場は様々な要因によって変化し続けており、企業・求職者双方の需要に対応したビジネスモデル構築がより一層必要になると感じております。
4.成長戦略
変化の激しい人材ビジネス市場において、当社の考える成長戦略についてご説明いたします。
① 売上高の拡大に向けて
コンフィデンス単独でも上場時から順調に成長を続けていたことに加え、合併により売上高の成長ペースが加速いたしました。3~5年後に、売上高200億円、営業利益30億円(営業利益率15%)の達成を目指してまいります。
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各事業の3~5年後の目指すべき姿、将来の事業ポートフォリオ(イメージ)は、こちらに記載しております。
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② 経営の基本的な考え方
旧コンフィデンスは、ゲーム業界に特化した結果、様々なサービスや支援が可能となり、自社の発展とともに業界全体の活性化、さらには社会課題の解決の一翼を担う企業へと成長いたしました。
また、インターワークスとの合併により、人材ビジネスにおける主要サービスを一気通貫で提供可能な運営体制となりました。更なる業界の網羅深耕を行い、提供ソシューションやシェアの拡大を図り、好循環なサービスの仕組み形成を進めてまいります。
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さらに、ゲーム業界というニッチ領域で築いたカテゴリーNo.1となるサービス好循環の仕組みは、新領域への展開・拡大も可能だと考えております。
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今後、更なる売上拡大を目指す上で、自社の強みを最大限発揮できるニッチな市場を選び、新たな業界においても、対象領域に特化したカテゴリーNo.1の集合体を目指してまいります。
③ 実現したい未来/世界観
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自社のコアバリューを ⑴採用 ⑵マッチング技術 ⑶営業 ⑷コミュニケ―ション ⑸コンテンツ制作 ⑹集客 と定義いたしました。これらを活かした人材サービス・教育・スタートアップ支援・アウトソーシング・アクセラレーションプログラム・グローバル展開・アライアンス・M&Aなどの実現が近づいております。将来的には、次世代技術 Web3.0・生成AI・メタバース領域への参入、社会課題解決の切り口で、リスキリング・後継者問題へのアプローチ、他業界との連携、地域創生などにも事業・取り組みを拡大していける可能性がございます。
④ M&A
成長には優秀な組織とチームが重要な要素と考えておりますので、時間を買う、という観点からもM&Aを積極的に活用しながら、売上高200億円、営業利益30億円の達成に向けて推進していこうと考えております。
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⑤ プライム市場への移行に向けて
社会的信用度及び認知度の向上、戦略投資の際の資金調達手段の多様化等を目的としたプライム市場への移行に向けて、売上高200億円・営業利益30億円(営業利益率15%)を目指すとともに、流通株式時価総額および売買代金についても早期の達成を目指します。
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5.事業計画及び進捗
2024年3月期の連結業績予想はこちらです。
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今期は、2023年8月1日付での合併がございましたので、旧インターワークスの数値は8ヵ月分で試算しております。
売上成長率:15~20%
営業利益率(のれん除く):15%超
を目標指標に掲げております。
最新の決算につきましては、こちらの記事でもご説明しておりますので、ご覧いただければと思います。
6.株主還元
株主価値の向上と株主に対する配当還元を重要な経営課題と認識しております。配当還元につきましては、各事業年度の連結業績、フリーキャッシュ・フロー、今後の成長投資等を勘案し、安定的かつ継続的な配当を実施することを基本方針としております。
2024年3月期の配当予想です。
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中間配当は前期と比較して5円増配の1株あたり25円、通期では現時点では公表の通り、前年対比で7円増配の1株あたり55円を予定しております。
配当関連指標についてご説明いたします。
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配当性向は、30%超を目標としておりますが、
上場以来、増配を続けておりまして、配当性向は、前期実績が35.6%、今期は46.4%、DOEは当期予想ベースでは8.7%となる見込みです。
DOEについては、資本効率と配当還元の双方を重要な指標と位置付けておりますので、引き続きこちらの指標も意識した配当還元を行う予定です。
7.問合せ先
当社の成長戦略について、いかがでしたでしょうか?
IRに関するお問い合わせは、こちらでもお待ちしております!
株式会社コンフィデンス・インターワークス
IR担当:ir@ciw.jp
また、IRの最新情報はこちらからもご確認いただければと思います。
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