チーム支援の根っこの話
最近、支援の仕事をしていて、改めて感じる大切なことがあったのでまとめてみたいと思います。
福祉の仕事は、基本的に人対人の仕事です。
マニュアルだったり手順書だったりっていうのはあるけれど、その場の雰囲気やその人の感覚で支援が変わることもあります。
何が正解かも分からないことが多い中で、一つだけ正しいと思えることがあって、それは
「その人を尊重して、先を見据えた愛を与えること」
です。
尊重するとは、
自分の考えではなく、その人の考えに沿うことだと思っています。
足の不自由な方が、「サッカーの試合がしたい」って言ったら、
「どうすればできるかな」と寄り添うことです。
何も考えずに同意するんじゃなくて、その人の特性や環境を理解した上で、お互いに納得して実現できるラインを探すことがポイントだと思います。
そして先を見据えること。目の前の楽に甘えると、将来の選択肢が減ります。
足の不自由な人とサッカーをしてくれる仲間がいない、だから二人だけでボールを蹴るだけにする、はしたくないですよね。
試合をする楽しみを味わえないだけでなく、その人はあきらめが早くなってしまったり、サッカーする人に偏見を持ってしまったり、今後同じ境遇の方が現れたとしてもやる前から難しいと感じさせてしまったりするかもしれないです。
少し頑張って声をかければ、サッカーの試合は実現可能なラインだと思います。自分の思いが一つ実現するだけで、嬉しいだけでなく、周りが心強く思えたり、自信がついたり、次の行動に向けて大きな経験値になると思います。
例えが分かりづらかったかもしれないですが…
・マニュアルや手順書
・自分の思考や感覚
それらも大切だけど、まずは相手を見る。一人の人間として尊重する。
その人の出来ることを理解する。出来るようになった未来を想像して共有する。
僕の仕事は、チームで支援することが基本なので、
「共有」がとっても大切です。
「その人を尊重して、先を見据えた愛を与えること」
という考えをそれぞれが理解して、
支援対象になる人の、それぞれ一人一人の将来像が同じになっていれば、
その人、その人の家族、支援者、
誰もが安心して支援が進むことだと思います。
人対人の仕事、チームで行う仕事、に当てはまることだと思ってます。
当たり前じゃん、って思う内容かもしれませんが、これが難しいんですよね。
自分が今チームで行っていることを、具体的にまとめられそうになったらまた書きまーす。
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