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【日本のデザイン】日本人はゴチャゴチャが好き
楽天市場のwebページ
楽天で商品選ぶ時のwebページのデザインというか、レイアウトって、正直めちゃくちゃ見にくいですよね。上の方に商品が載っていて、スクロールすると同じ商品の写真がまた羅列されていたり、左右に関連商品とか、謎の情報がいっぱい出てきたり。
けど、一説によるとあれが一番売れるらしいです。おそらく楽天て、極めて優秀なwebデザイナーや、UXデザイナーがいるはずなんですけど、あえてああいうゴチャゴチャしたデザインを狙って作っているんだと思います。
言われてみれば、、
個人の主観的な考えですが、日本人は情報が多いことに安心感を覚えるのではないかと思います。例えばセブンコーヒーのテプラ問題が以前話題になりましたが、よくみればそんなに間違えるようなデザインでもないはず。おそらく、クレーム対策として、テプラを大量に貼り付けて安心したいという感情はあったのかなと思います。
前に、nendoがローソンのブランディング案件で、コンビニ内のオリジナル商品のパッケージを一新して、「わかりにくい!」という声が上がっていましたね。多分、デザイン好きな人とか、かわいい物好きの人とか、感度が高い人とかは、統一感あっていいね、ってなると思うんですけど、変化を嫌う保守的な人や、年配の方からすると、見た目なんてどうでもよくて、どう考えても食品の写真とかがバーンて載っかっている方がわかりやすいし、楽なんだろうなと思います。
ターゲットを絞る
じゃあ無印はどうなんだ、っていう話なんですけど、そもそも無印に行く人は一般大衆の中ではおそらく感度が高い方で、家のインテリアとか食品とか無印で統一したりしてる人も珍しくないはず、、
けど、コンビニや楽天市場はおそらくそうではなくて、ほんとに老若男女、一般大衆に向けた物でなければならないのでしょう。
その一般大衆からすると、見た目のシンプルさや、統一感はどうでも良くて、情報量の多さに安心感を覚える人が多いのかもしれません。
家電も同じなのか
ゴチャゴチャした外観に安心を覚えるのは、グラフィックやwebだけではなく、家電等のインダストリアルデザインにも繋がる部分があると思っています。日本の家電メーカーが従来から生産してきた家電のデザインは、割とゴチャゴチャしていて、全てのボタンに文字が記載されていて、パーツ分けとかビスとかを隠して無かったりします。もちろんコスト的な問題や、デザインのトレンドにも左右されますが、日本のお母さんたちが求める物はアップル製品のようにシンプルに洗練された物ではなかったのでしょう。
今の若者世代たちは
今の30代以下くらいの世代からすると、アップルや無印の製品のようなシンプルさを求めた物が当たり前になっています。webサイトも、比較的洗練されたデザインに対して目が肥えているような気がします。なので、あと20年後くらいに、昔から日本では当たり前だったゴチャゴチャデザインがどうなっているのか、気になるところですね、、、