#15:2024年8月スリランカ旅行記(5)
(4)はこちら。
アダムス・ピークに茶畑散策と、非常に濃厚な1日を過ごした夜は深い眠りに落ち、翌日。今回の旅行で最長の移動をする1日がやってきた。日本で無邪気に計画を立てたものの、コロンボからナラタニヤへ来るバス旅疲れを思い出し少しグロッキーに。
まずはハットンまでのバス1時間の疲れを軽減すべく、宿に「ハットンまで送ってくれない?」と頼んでみた。7,500ルピー。バスの30倍以上は取られるけどバスで右に左に振り回され疲弊することを考えて、送ってもらうことにした。
良い車で快適に進む。途中途中の良い景色スポットは車の窓をあけて一次停車、「写真撮りなよ」(撮らなくていいかなと思ったところも圧強めに撮ることをオススメされ、撮った)と言ってくれる優しさ。Hugging Cloudsはtripadviserでもbooking.comでも人が優しいと評価が高く、本当にその通りだった。
バスよりはるかに速くハットンに到着、バスターミナルに差し掛かったところでキャンディ行きのバスが現れ、飛び乗らせてくれた。今回は大荷物を運転席のところに置かせてくれて、窓際にも座れ、快適そうだ。
次の目的地はダンブッラという街なのだが、ハットンからダンブッラは非常に遠く、ローカルバスでも途中のキャンディを経由するしかなさそう、というのがキャンディ行きに乗った経緯。コロンボからハットンに向かった際の激しい山道を覚悟していたが、ハットンから北へ抜ける道は緩やかで、右に左に振り回されることもなくかなり快適なバス旅となった。
キャンディはスリランカ第2の経済の中心なだけあって、着いた瞬間から凄まじい喧騒。地球の歩き方にはキャンディの代表的な寺院「仏歯寺」をして「ここを訪れずしてスリランカは語れない」と書いてあった。しかし、今回は申し訳ないことにキャンディはただの経由地、仏歯寺を訪れずしてスリランカを激語り状態である。スリランカ4日目なのに(5)まで書いている次第だ。
キャンディでランチを済ませた後はダンブッラ行きのバスを探す。ここで初めてインターシティバスを見つけ、即座に乗ることを決めた。スリランカには普通のバス(扉も窓も開きっぱなし、エアコンなし)の他にインターシティと呼ばれるエアコンありの20人弱ぐらいが乗れる小型のバスがある。値段は倍ほど。
これでダンブッラ行きも快適を保証されたようなものである。ローカルバスのように面白いハプニングも特段発生せず、大人しくダンブッラに到着した。朝8時30にナラタニヤを出て16:30にダンブッラに到着。やっぱり長旅だった。
暑い。2日間を高原の町で過ごし夜は長袖がちょうど良いぐらいの気候だったところ、スリランカっぽさ全開の暑さが襲ってくる。暑い暑いと思いながらダンブッラのゲストハウスに到着、部屋にはエアコンが備え付けてあったので部屋を冷やし、移動の疲れを癒した。
ナラタニヤと違って色々なものの揃う街なので、ゲストハウスの主人におすすめのレストランを聞き、晩ごはんはそこへ向かった。おしゃれな内装のカジュアルなお店で観光客や現地民で賑わっていた。オフシーズンで閑散としていたナラタニヤとは大違いだ。
スリランカはどこも人が多いとはいえ、ネオンの輝く大都会のようなものはコロンボ程度。賑やかだけど星空はきれいだななんて考えながら宿に戻り、寝た。次の予定はシーギリヤロックとダンブッラの石窟僧院。(6)へ続く。
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