犬、歯石除去無事終了、そして膀胱炎
昨日の話。
犬が全身麻酔下の歯石除去の施術を受けた。
朝9時にお預けして、待合室で待つこと3時間半。国試のテキストを出して読みだすも、犬が気になって集中出来ず。時々、
「もしも、このまま『麻酔から覚醒することが出来ず』なんてことになったら。」
などと考えてしまい、そわそわしてしまう。
同じ場所で暫く待っていた方がいて、獣医師がその方を呼びに来た。私は不安そうな顔でもしていたのだろうか、そちらのお話が終わると獣医師がこちらを向いて
「大丈夫ですよ。もうすぐ呼ばれると思います。」
と声をかけてくれた。
そこから20〜30分経って、ようやく呼ばれた。
透明アクリルの扉の向こう、ステンレスのケージ(?)の中から犬がこちらを見ていた。立ってはいるが、足がプルプル震えていて、歩こうとして時々よろけて転ぶ。ステンレスの床面にはタオルが敷かれているが、犬が動くにつれずれていってしまい、むき出しになった滑らかなステンレスの床で余計に滑るのだろう。でも、元気そうだ。
獣医師からの説明でも、経過は良好で麻酔からの覚醒も早く問題はないとのこと。ただ、数点残念な内容が告げられた。
まず、動揺が見られた歯が数本あり、それは歯肉の後退によるものだそう。今回抜歯するには至っていないが、そのうち抜ける可能性があるとのこと。
そして、歯の摩耗がかなり見られるとのことで、硬いものを日常的に噛んでいるかと訊かれた。我が家に来てからは、心当たりといえば木の棒を模した噛む玩具を本当に時々噛ませていたことと、最近歯のことを気にし出してからマローボーン(骨型の樹脂のおもちゃ)をこれも時々噛ませていたことくらい。それを話すと、もっと若く歯が柔らかかった時期にケージなど硬いものをかなり噛んでいた可能性も否定できないと言われた。推定2歳で保護犬として我が家に来る以前の生活については、申し訳ないけど私達も保護団体も掴みきれていない。
そして、もう一点。朝お預けをした後、院内で排尿があった際、赤いポツポツが見られたということ。これまで何度か血尿が出、膀胱炎と診断されて投薬治療をして来た。つい二週間前に尿検査をして貰った時は異常ないと言われたのに、残念だ。またしても投薬治療。
まずは、無事に目覚めてくれたこと、気になっていた口内の状態は改善しそうなことを喜ぼう。残っている歯を大切にしてあげよう。
そうは思うけど、怖がらずにもっとしっかり歯磨きをしてあげていれば、口内の状態にもっと早く気を配ってあげていれば、こんなことにはならなかったのではないかと、申し訳ない気持ちがふつふつと湧き上がって来てしまう。
夕方に再度お迎えに行くと、プルプルも収まり、すっかりいつも通りの様子の犬。ゆっくり過ごさせた方がいいと思い、カゴに乗せて帰るべく自転車で来たというのに、乗せるとカゴから飛び降りてしまうこと数回。よほど怖いんだろうと思い、断念して自転車を引きながら一緒に歩いて帰った。
翌朝から膀胱炎の薬を開始。早く治るといいね。
【結論】
(うちの犬の場合は)全身麻酔下での歯石除去、安全安心だった。獣医師の話では、次は10歳になる頃にまた施術、その先は口内状態に異常が見られたら身体の状態と相談して対処を考える、がいいだろうとのこと。
ちなみにかかった費用は、基本的な検査と歯石除去のパック料金と、弱った歯肉へのレーザーショット、消毒などのオプションの費用を合わせて、6万円ほど。もっと安く出来る動物病院もあるかもしれないけど、ずっと通っている動物病院だという安心感もあるからいいや。いや、我が家の台所事情からすると高いけどもw
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