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生後9か月 | 育児日記

胆石手術後の療養という名目で1週間ほど実家に帰省している。直近で実家に帰ったのは1年ほど前。臨月直前だった。今回娘を連れて訪れた実家は、生後9か月の赤ちゃんを迎えるにあたって丁寧に安全対策が施されていた。出産してからというもの、私は数々の場面で孫パワーなるものを感じ取っていたが、その力はここでも思う存分に発揮されている。

危ないからという理由で撤去されたガラステーブル、悪戯しないようにとコンセントカバー、娘専用に新調された食器類、新品のお洋服たち。そして、喜んで貰えるようにと玩具、ぬいぐるみまで。

居間のクリスマス仕様の装飾は、
孫の来訪を華やかに盛り上げていた。

こんなにも目に見える形で愛情が示され、
そして久しぶりに浮かれている両親を目の当たりにすると、なるほど「一番の親孝行は孫を産むこと」という通説は、我が家にピッタリと当てはまっているようだった。

娘はこれまで人見知りが始まっておらず、母親としては発達面で心配しているものの、じいじ、ばあば相手に懐いて楽しそうな娘の姿とそれを取り巻く両親の幸せオーラを前にすると、取るに足らない心配事のように思えた。

生後9か月、コロコロ変わる機嫌に1日中付き合うと
、こちらはクタクタに疲れ果ててしまうことが常だが大人が3人いるとこんなにも余裕が生まれるのかと感動している。

むしろ構われ倒されている娘が少し戸惑っているようにも思えた。それでも他人からの関心と愛情を全身で受け取っている娘の生命体として力はすごく、ピカピカの光を放ちながら愛嬌を振る舞っている。

この子は愛されるのが上手だな、と我が子ながらに感心してしまう。0歳の記憶なんて、いつかは忘れてしまうのだろうけど、たくさんの愛に触れて過ごしている今が、いつかあなたの支えになりますように。



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