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子どもが熱性けいれんで緊急搬送された話

2歳8ヶ月の息子が、今月初旬に初めて熱性けいれんを起こし、病院へ緊急搬送された。
事前に「熱性けいれん」の存在と対処法を知っていたから、ある程度落ち着いて対応出来た。
生きた心地のしなかったあの夜中の出来事を、備忘録として残しておく。


正月休みの日曜日、何だか息子のお顔が赤くてボーッとしているなあと体温を測ると39℃の発熱だった。
安静に過ごして、小児科には翌日月曜日に行こうと考えていた。
しかし夜になっても39℃台から下がらず、何度かビクッと震えて起きていた。
実家に帰省中だったため、解熱剤が無い状態で心許なく、何となく熱性けいれんを起こしそうな予感があり不安に感じていた。

1:40頃「むあ゛ぁぁぁ」と聞いたことが無いくぐもった叫び声で飛び起きると、息子が横で痙攣していた。
ヨダレが詰まらないよう体勢を横向きにさせ、体全体が映るように30秒ほど動画を撮った。
途中で119番に連絡し、救急車を呼んだ。
「初めての痙攣だから、このまま救急車が現場に着くまで電話を繋げておきましょう。もう救急車が向かっていますから安心してくださいね」という声の、何と心強かったことか。
3-4分で痙攣は収まり、実家の前で救急車の音が止まった。

実家から消防署が近く、通報から5分もしないで救急車が到着したため、慌てて荷物を準備した。
子どもが高熱を出している夜は、いつでもすぐ病院に出られるよう万が一に備えて、
保険証と母子手帳、現金5,000円くらい、子どもの着替えとオムツセット、ジュレはバックに入れておくべきだったと猛省。
深夜で髪ボサボサ眼鏡&パジャマ姿だったため、急いでズボンだけは履き替えた。

痙攣は収まったものの、目の焦点が合わず、呼び掛けに応じない、されるがままで反応が無く、泣かない状態が続き、救急車で大きな病院へ搬送されることになった。
救急車の中でも、病院に着いてからも、以下の内容を質問された。

【質問されたこと】

・体温、症状、いつから体調を崩しているか
・痙攣したことは初めてか
・親と親戚で痙攣したことがある人はいるか
・痙攣の時間
・痙攣時の目線、震え方、唇の色
(※震え方=左右対称か非対称か)
・痙攣後、焦点が合うか、受け答えが出来るか


病院に着いてからやっと目線が合うようになり、「いや!」と泣くようになった。
医師に痙攣時の動画を見せ、症状を伝えると、目の焦点と反応に問題がなく、複雑痙攣ではないことから帰宅して様子を見ることとなった。

お母さんが冷静に対応して、救急車を呼んでくれて助かりました。ありがとう。
もし2-3回痙攣が続くようなら、遠慮なくまた救急車を呼んでくださいね。と医師に言われ涙が込み上げた。

その後、待ち合い室で看護師に「ママ、不安だったよね。よく頑張ったね」とりんごジュースを渡されて、涙腺が崩壊した。

優しさに包まれてようやく感じた安堵を、わたしは生涯忘れることはないだろう。
午前3時のツルツル路面もね。


一睡も出来ずに見た0655

処方された解熱剤を入れるも高熱が下がらず、不安で一睡も出来ないまま近所の小児科へ向かった。
インフルとコロナは陰性で、喉が腫れているため上気道炎です。風邪の一種ですね。と診断された。
翌朝やっと熱が下がり始め、2週間経った今も咳と鼻水が出ているものの、元気いっぱいにトミカを走らせている。

24時間いつでも直ぐ受け入れ対応してくださる消防職員と医療関係者に、心からの感謝を伝えたい。
あの夜は、助けてくれて本当にありがとうございました。


母は緊張の糸が解けたのか、10年ぶりにインフルエンザに感染した。
今年の目標は「心も体も明るく健康に!」と言った矢先に…。元気が一番!!

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