ペンギンアパートメント訪問&市川市街スナップ(2023/6/25)
ペンギンアパートメント訪問
千葉県市川市の市川市芳澤ガーデンギャラリーにて開催されている、坂崎千春さんの個展「ペンギンアパートメント」を観に行ってきました。
500枚の原画はどれもこれもキュート! 原画ならではの筆のタッチや彩色のあたたかみを堪能しました。かわいい……とつい声に漏れてしまうが、他の老若男女もみんな楽しそうにかわいいかわいい言ってるから無問題。ハッピーな空間だぜ。
500枚もあると、普段見られないような動きや表情のペンギンが見られて楽しい。他の鳥や動物たちとペンギンを組み合わせた作品群は、色んな動物の形や特徴を少ない線で的確にとらえたデフォルメの巧みさにあらためて感嘆しました。モモンガとムササビの描き分けが個人的にツボ。
作業工程の動画や実際に使われた画材・ラフの展示もあって、何気なく引かれたように見えるシンプルな線は、細かな筆で丁寧に丁寧に描かれたものなんだ、自由闊達に見えるペンギンのポーズや表情は、微調整を重ねながらキッチリと考え抜かれたものなんだと知れてよかったですね……。
こぢんまりとした会場は、アパートをイメージした遊び心のある構成で、決まった順路もなく自由に見て回れます。だけど漫然と回っているとけっこう作品を見逃してしまう。
でもそれが却ってよかった。一度見たブースをもう一度回って、あっここにもある! この絵見逃してた!と発見するのがまた楽しかったですね。
まあ、そう言えるのは午前中の比較的空いている時間に見られたからかもしれません。帰り際、入れ違いにどんどんお客さん来ていたし、午後のピークタイムは大変かも。
市川市街スナップ
駅からギャラリーまでは1.6kmほどあったので、道中あちこち撮り歩き。
市川駅で降りたのは初めてだったのですが、知らない街はどこ見ても物珍しくて、あちこち撮りたくなっちゃうね。細くくねった路地に古い家屋や商店がコミコミ並んで、どこか懐かしさを感じる街並みという印象でした。
以下撮った写真を並べていきます。
使用カメラとレンズはいつも通りX-S10とXF35mmF1.4Rです。
往路
駅を出てすぐ、綺麗に植わった花壇に迎えられて心が和む。
緑化運動の一環なのだとか。他の花々もきれいに整備されていました。
街中で幾何学模様見つけると嬉しくなっちゃって何も考えず撮ってしまいがち。これは駅前のアーケードだったかな。
ちょっと歩くとすーぐいい感じの脇道に出くわすからなかなかギャラリーに辿りつけない。往路は曇天だったのもあってクラシックネガが捗ります。
ご当地マンホールやハンドホールっていいよね。
松は市川市樹のクロマツだと思うけど、魚の方はなんだろうな。
復路
展示を見終えて帰る頃にはだいぶ陽が差してきて、暑かった!
夏至も過ぎたしもうすっかり夏ですね。こちらは一級河川の真間川。川沿いでも涼しくはない……。
ボーダーの庇テントがレトロ。なんのお店だったんだろう。
だいぶ駅近くまで帰ってきたところで出くわしたこのサイン。
通りの名前もフォントも意匠もあまりにレトロで嬉しくなっちゃった。
こちらの電話ボックスもかなり年季が入ってます。どういう趣旨の飾りなんだこれは。
柔らかいベージュカラーに塗られても厳つさが隠せない配管群、好きだ……。
食べ物あれこれ
珈琲タンネ「ミックスドリア」
小粋な看板とショーウィンドウに並ぶ食品サンプルに誘われてふらりと入った喫茶店、店内は綺麗だし雰囲気も良くて最高でした。
見知らぬ街で大正解のお店を引き当てるのめちゃくちゃ嬉しいな。
お昼ごはんにと注文したミックスドリア(1200円)はトマトクリームソースに海老・ベーコン・茄子の入った変わり種。
食品サンプルのドリアは普通のホワイトソースだったので嬉しいサプライズでした。チーズとトマトと茄子なんて、そりゃもう美味しさが約束されたトリオですからね。
アッツアツのでかい鉄皿にとろとろソースと伸びまくるチーズが溢れんばかりにね、もうね、たまらんね。
ボリュームあってもトマトの酸味がいい感じに効いてて食べ飽きない。美味しかったです!
ショーウィンドウに並んだクリームたっぷりのでっかいシフォンケーキも美味しそうだったし、また市川来ることあったら絶対また行きたいな。
市川ちもと「手児奈の里」
わたしは箱根銘菓のちもとの湯もちが大大大好き!! なのですが、市川には暖簾分けのお店があって、ほぼ同じお菓子が手児奈姫伝説にちなんだ名前で売られているんですね。
マシュマロをより柔らかくしたような、夢のようにふにゃふにゃなお餅に、刻んだ羊羹が練り込まれた不思議なお菓子。ほのかな柚子の香りもたまらんのです。
家で早速いただきましたが、差は羊羹が比較的細かく刻まれているくらいで、わたしの大好きなあの味そのまんまで、本当に美味しかった……。