第111回 アマルフィ女神の報酬 (2009年 日本) 織田裕二もう一人の名キャラクター誕生!
織田裕二と言えば踊る大捜査線の青島刑事が有名だが、この作品で彼の代表的なキャラクターが誕生した。
本作の主役、外交官の黒田でる。
彼は普通の外交官ではない。日本人に向けて危害を及ぼす者から邦人を助けてる影の存在。各国の言語に精通し頭脳明晰。しかも格闘も得意とする便りになる男。青島刑事とは全く正反対のキャラクターで、過去が謎のミステリアスな男。
その彼が訪れたのはイタリア。政治家を陰で警護する為送り込まれてきたが、そこで事件に巻き込まれる。
天海祐希演じる母と娘は誘拐犯により引き裂かれる。
黒田は娘を救出する為、誘拐犯と交渉するのだが、誘拐犯はただの誘拐犯ではなく、政治家を狙ったテロリストだった。
黒田は娘を無事助け出し、テロリストの陰謀を阻むことができるのか?
福山雅治演じるジャーナリストがこのシリーズには黒田の盟友として登場する。彼のキャラクターも面白い。
この作品、キャラクター設定は素晴らしいし、彼らの立ち振る舞いも申し分ないのだが、ストーリー展開はやや面白味に欠ける。
残念である。
もう少しハラハラドキドキ感を与えてほしい。
★★★☆ 3.8点
次回、第112回は織田裕二の誰もが認める名作「踊る大捜査線」をピックアップ❗️