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久しぶりの実家は紫陽花とラッキョウに満ちて〜のはらのよもやま話

 同じ県内とはいえ、高齢者のためそう簡単に顔を出すことができなかったこの数ヶ月。父の日だしと、久しぶりに片道約2時間かかる実家へ向かった。ちょうど感染者が出始めた3月に母から電話があり、まさかとギョッとして電話をとると、父が家のガレージでトビラを開けたままバックしてしまい、自損事故を起こしてしまったという。しっかり後期高齢者の父の運転に何度も怖い思いをし、免許返上を説得しても、なかなかいうことを聞かなかった父も、今度ばかりはショックを受けたようで、自ら免許返上を決意。即車を売ってしまった。駅から徒歩7分でも、荷物が多かったり、雨だったりすると迎えに来てくれていた父の姿を思い出しながら、もう車が停まることのないガレージをはじめて眺める帰省。

 亡き祖父は庭仕事が好きだったこともあり、今の家を建てるとき、祖父から庭木を贈呈され、家を囲むようにある庭には多様な木が植えられ、花が咲いている。久々のまず出迎えてくれたのは、今が6月だということを感じさせてくれる紫陽花たち。コロナ禍でも、庭の手入れに忙しい両親は、いつも通りのマイペース生活を送っていた。母は俳句に勤しんでいるが、俳句こそまさに季節を詠むもの。ステイホームでは、実際詠むことは難しいのだが、母は俳句を作るために、人生初めてのラッキョウを漬けていた!確かに、ラッキョウも梅雨時期に仕込むもの。季語になるな。我が母ながら、コロナ禍でもへこたれずに過ごしている。さらに、以前は薄焼き卵を焼くのがやっとだった父が、そうめんを茹でられるようになっていた。80歳を前に、スキルアップ!いやあ、負けてはいられない。かくいう私は、ようやく再開したジムのプールで、人生初のバタフライにチャレンジ中!この機会にの新たなチャレンジ、10年後ぐらいにどんな実を結んでいるかを楽しみに(笑)

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