のはらの風

ライター Yumi Eguch/原野美由 2024年からZINEづくりをはじめました。映画のこと、本のことなどを綴ります。 https://cinemagical.themedia.jp/

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ふたご子育てZINE「VIVA!ふたご」お取り扱い書店、オンライン販売のご案内

 尼崎(武庫之荘)のDIY BOOKSさんでの展示販売「Oui,ZINE2」が10月19日に無事終了しました。ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。  現在、ふたご子育てエッセイZINE「VIVA!ふたご 似てないふたり誕生編」「VIVA!ふたご 成長&子離れ編」をお取り扱いいただいている書店をご紹介します。お近くの方はぜひ、お手にとってご覧ください! ●神戸 花森書林 兵庫県神戸市中央区元町通3丁目16−4 JR、阪神元町駅、阪急花隈駅から徒歩5分 ●神

    • ZINE「VIVA!ふたご」、花森書林 in えべっさん古本まつりで買えます

       「VIVA!ふたご」誕生編、成長&子離れ編を取り扱っていただいている神戸の花森書林さんが、今年で第2回となる「えべっさん古本まつり」に出店されます。  えべっさんの名称で親しまれている西宮神社は、毎年年始に福男選びのレースが開催されることでも有名。つい先日までは七五三で賑わう西宮の名所ですが、そこで11月22日(金)より27日(水)まで開催されるのが「えべっさん古本まつり」なんです。  花森書林店主の頓花慎太郎さんによると、将来的には夏に開催される下鴨神社の古本まつりに

      • 新作ミニZINE「あのチーズケーキが食べたくて」ができました

         リソグラフ 印刷&手製本で、完全手作りのふたご子育てZINEを2冊(各70部ずつ)同時出版し、ホッと一息ついたものの、家での製本作業が自分に向いていることに気づき、こんどはもっと小さくて、枚数も少なく、でもきゅっと想いが詰まったかわいらしいZINEを作ろうと考え始めたのが10月の終わり。  「VIVA!ふたご 成長&子離れ編」の途中に、「Intermission」と題して子育て中のわたしの息抜きのことを書いた部分があるのだが、実は一番の息抜き場所であり、新しい人、音楽、ア

        • 阪神・淡路大震災から30年目の手記を書いてみよう

           以前、何かで阪神・淡路大震災から30年目の手記の募集を目にし、書けたらいいけども、わたしよりも深刻な被害を受け、また大事な人を失ったという方がたくさんいる中で、何を書けば良いのだろうと思ったまま、時が過ぎていた。  神戸の映画館では震災から30年の来年1月17日に、今日東京国際映画祭で世界初上映された『港に灯がともる』が一斉公開され、2025年は映画界でも阪神・淡路大震災から30年を考える各種上映が予定されている。  わたし自身も、震度7で被災し、震災と同じ年に長女たま

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        ふたご子育てZINE「VIVA!ふたご」お取り扱い書店、オンライン販売のご案内

          芦屋・風文庫さんでZINE「VIVA!ふたご」の取り扱いがスタートしました!

           昨日までの大前から打って変わって秋晴れの天気に恵まれた11月3日、阪急芦屋川駅から徒歩1分の古本と新刊、雑貨の販売&シェア型本棚「芦屋みつばち古書部」併設の書店、風文庫さんにて、ふたご子育てZINE「VIVA!ふたご誕生編/成長&子離れ編」を取り扱っていただけることになりました。  ふたごZINEの上には、プリントゴッコ作家、和田直子さんによるカレンダー2種類が並びます。「VIVA!ふたご」もプリントゴッコと同じ理想科学工業が作っているリソグラフ機にて印刷しています。ま

          芦屋・風文庫さんでZINE「VIVA!ふたご」の取り扱いがスタートしました!

          10/18(金)DIY BOOKSでお店番します!@Oui,ZINE2

            10/13からスタートした、ZINEスクールで作った初めてのZINEを展示販売するイベント「Oui,ZINE2」。 わたしもZINEスクールで作った『VIVA!ふたご 似てないふたり誕生編 −長女と弟たちの子育て奮闘記–/成長&子離れ編 –いつかこんな日がやってくる–』、そして屋久島の旅と祈りのエッセイ『はじめての屋久島 –自然に触れ 山の神に祈る–』の3冊が販売されています。 残すところあと2日となった「Oui,ZINE2」。明日は13時から会場となるDIY BOOK

          10/18(金)DIY BOOKSでお店番します!@Oui,ZINE2

          【本日14時より生配信】ふたご子育てZINE「VIVA!ふたご」リリース記念トーク in DIY BOOKS

           2024年10月13日より開催中の初めてのZINE展示販売イベント「Oui,ZINE!2」。こちらは、尼崎・武庫之荘にある本が作れる本屋、DIY BOOKSで定期的に開催しているZINEスクールの生徒が作った作品をお披露目する場で、わたしも8月から2ヶ月間、2期生として店主の平田提さんにZINEづくりを学び、DIY BOOKSにあるリソグラフ機を使って印刷、自宅で手製本と完全DIYでふたご育児のZINEを同時に2冊完成させました。(それぞれ限定70部) 「Oui,ZINE

          【本日14時より生配信】ふたご子育てZINE「VIVA!ふたご」リリース記念トーク in DIY BOOKS

          屋久島エッセイ「はじめての屋久島 −自然に触れ 山の神に祈る−」刊行します。

           今年の7月にはじめて屋久島を訪れ、出会った樹齢3000年の紀元杉のゆるぎない姿。山の神を祀る、結界にある祠の数々に吹く風。そしてウミガメが産卵に訪れる真っ青な海。 忘れがたい屋久島での体験を、写真とともに伝える書き下ろしフォトエッセイZINE「はじめての屋久島 −自然に触れ 山の神に祈る−」を、10月8日に刊行しました。 1 出会う 2 歩く 3 祈る 4 流れる 5 浸る と、5つの切り口で、わたしが出会った屋久島の自然の魅力と、そのときの自身の心の動きを屋久島の余韻

          屋久島エッセイ「はじめての屋久島 −自然に触れ 山の神に祈る−」刊行します。

          ふたご子育てZINE「VIVA!ふたご」似てないふたご誕生編、成長&子離れ編、2冊同時発売!

          日本一似てないふたごを育ててきた自負のあるわたしは、ふたごの息子(たこやきくん、なすびくん)たちが幼稚園時代からブログを書き始め、折に触れて日々のふたり、プラス彼らの姉である長女たまごちゃんとの3人のわちゃわちゃの日々を綴ってきました。 その子育てがようやくひと段落した今年、尼崎・武庫之荘にある、リソグラフ で本が作れるDIY BOOKSさんとの出会いを経て、20年以上綴ってきた子育てに関する文章が、ついに 2冊のふたご子育てエッセイZINEとなり、10月13日から開催中の

          ふたご子育てZINE「VIVA!ふたご」似てないふたご誕生編、成長&子離れ編、2冊同時発売!

          感涙!ジェーン・バーキン×アニエス・ヴァルダの80年代コラボ作2本がデジタルレストア版で再上映!

           ジェーン・バーキンが2023年7月16日に76歳で逝去してから、早1年が過ぎた。ちょうど、2番目の夫セルジュ・ゲンズブールとの間にできた次女で俳優のシャルロット・ゲンズブールが母ジェーンに迫った初監督作のドキュメンタリー映画『ジェーンとシャルロット』(2021)が同年8月に日本で公開されるというタイミングでの悲報に残念な想いを抱いたファンの方も少なくないだろう。シャルロットが彼女の娘と同行したジェーンの日本ツアーや、彼女からのインタビュー、そして当時ジェーンが一人で住んでい

          感涙!ジェーン・バーキン×アニエス・ヴァルダの80年代コラボ作2本がデジタルレストア版で再上映!

          昨年の9月27日のこと、覚えてますか?映画『国葬の日』が問いかけること

           安倍元首相銃撃事件がもたらした衝撃のさめやらぬ間に、あっという間に十分な議論も行われぬまま国葬を2ヶ月後の9月27日にとり行うことが決まり、反対派が声を上げたものの、厳かに行われたのがちょうど一年前。あれだけ世論を二分した(と思っていた)割には、終わってからは潮が引くように、国葬の是非については語られなくなり、そして誰も検証をしないように見えた。大島新監督のドキュメンタリー映画『国葬の日』を観なければ、遠い昔のことと自分の中でも忘れ去っていたことだろう。実際、一年後の今日の

          昨年の9月27日のこと、覚えてますか?映画『国葬の日』が問いかけること

          森監督が映画にしなければ、皆知らないままだった〜関東大震災での虐殺の顛末を描く『福田村事件』

           明日で関東大震災から100年を迎える。1923年9月1日に起きたこの大震災で多くの人が家を失い、東京が壊滅的な被害を受け、一時的に大阪や神戸が外国との玄関口となって繁栄することとなった。だが実際には、関東大震災でアナキストの大杉栄と内縁の妻、伊藤野枝やその子どもが連行され、虐殺される甘粕事件を筆頭に、社会主義者が拘束され、軍や警察主導のもと、朝鮮人が大勢虐殺されるという痛ましいことが起こっていた。そして、それは新聞で報道されることがなかったという。  日本政府も東京都知事

          森監督が映画にしなければ、皆知らないままだった〜関東大震災での虐殺の顛末を描く『福田村事件』

          無念…京都みなみ会館、9月末閉館

          この9月で60年を迎える京都の老舗ミニシアター、京都みなみ会館がこの9月末で閉館することが、今日発表された。 元町映画館とシネ・ヌーヴォの支配人、そして京都みなみ会館の館長が2020年4月、緊急事態宣言直前に1週間の「Save Our Local Cinemas」プロジェクトを立ち上げ、その上Tシャツのデザインから発送まで担当してくれたのが京都みなみ会館だった。その援助がどれだけ京阪神のミニシアターの心の支えになったことか。京阪神連携のようすは、わたしが責任編集した「元町映

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          伝説のロッカー、PANTAさん、永遠なれ!

          昨日、まさに『zk/頭脳警察50 未来への鼓動』関西宣伝をしていたキノキネマ、岸野令子さんとの『AFTER ME TOO』上映後に行うフェミニズムトークの準備をしていたとき、流れてきたニュースに衝撃を受けた。日本語ロックの先駆者と呼ばれた頭脳警察をはじめ、音楽シーンに大きな足跡を残したPANTAさんの訃報だった。 コロナ禍の2020年に、久しぶりのリアルな取材だと気持ちを高ぶらせる一方、ロック界の巨匠自らがインタビューに応じるということでいつになく緊張もしながら挑んだPAN

          伝説のロッカー、PANTAさん、永遠なれ!

          全ての女性たちのために負けられない闘いとは?『LFG-モノ言うチャンピオンたち-』ヨコハマ・フットボール映画祭2023

           FIFA女子ワールドカップ2011で日本代表が優勝し、なでしこジャパンと呼ばれて、日々優勝メンバーがテレビに登場していたのはもう12年前。アメリカの女子サッカーが強いことは知っていたけれど、その後のワールドカップで2連覇を果たした上、トランプ大統領の任期中である2019年ワールドカップ開催を前にした国際女性デーの3月8日に、女子サッカーチームの選手たちが雇用主であるアメリカサッカー連盟へ男女同一賃金(イコール・ペイ)を求めた訴えを起こしていたことは全く知らなかった。  映画

          全ての女性たちのために負けられない闘いとは?『LFG-モノ言うチャンピオンたち-』ヨコハマ・フットボール映画祭2023

          アフターコロナの第一歩!上映中の食事解禁へ@元町映画館

          note「のはらの風」を2020年1月にはじめてからほどなく新型コロナウイルスが世界的感染となり、4月の緊急事態宣言以降はしばらく連日書いていたのが、もう3年前のこと。あの頃はアフターコロナになるのに2年ぐらいかかるかと思っていたけれど、蓋を開ければ丸3年、わたしたちはマスク生活を送り、映画館でもマスク着用がマストだった。 ドリンクやポップコーンなどのコンセッションが興行収入プラスアルファの大きな要素となるシネコンでは、コロナ下でも上映中の飲食は一時禁止されたときはあったけ

          アフターコロナの第一歩!上映中の食事解禁へ@元町映画館