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オンライン(無料)で参加できる!2/3開催「 全国コミュニティシネマ会議2021」

 1月ミニシアター界のみならず、日本の映画界に大きなショックを与えたニュースといえば、ミニシアターの先駆者、岩波ホールの閉館(2022年7月)だるう。このニュース後、あの岩波ホールが潰れるぐらいだから、近所の映画館はもう潰れているのではないかと思われている人も多いのではないだろうか。それぐらいインパクトが大きく、そのイメージが現在営業中のミニシアターにも大きく影を落としていることは否めない。

 オミクロン株もまだまだ下火にならず、なかなかミニシアターに足を運べない、現場のことがわからないと思われる方にぜひオススメしたいのが、明日、2月3日13:30から開催される「全国コミュニティシネマ会議2021」だ。リアル参加できるユーロライブのチケットは完売しているが、オンライン参加は定員まで募集中で参加無料。


 現在72団体(上映団体や映画祭も入ることができる)が加盟しているコミュニティシネマセンター。今年のテーマが実に熱い。
「“持続可能”な映画館・コミュニティシネマ」

 拙書、「元町映画館ものがたり」でも、コロナ渦で休館中の取り組み、営業再開以降の取り組みなど、リアルな営業と同時並行で元町映画館が次の10年に向かってどんな取り組みをしているかを記しているが、まさに今回の全国コミュニティシネマ会議は、コロナ以降に新しくできた映画館の発表や、映画館が作った映画などの実例を支配人たちがプレゼンする。

 さらに16時からのディスカッション  “持続可能” な映画館/コミュニティシネマでは、関西の映画館の連携にみる「持続可能性の模索」や労働環境/ジェンダーバランス/バリアフリーなど、日頃わたしたちが考え、悩み、模索していることが議題となっている。関西からは、シネ・ヌーヴォの山崎紀子支配人、第七藝術劇場の編成担当、小坂誠さん、元町映画館の林未来支配人がパネラーとして登壇予定だ。他に、ミニシアターパークからは渡辺真起子さんも登壇予定。

 ミニシアターは、とにかく今年が分岐点になるという大きな覚悟を持って、新しい魅力のある、そしてハラスメントを減らし、映画館で働く人たちが搾取されない働き方を構築しようとしている。まさに持続可能な街の映画館になるための有意義な意見が交わされる日になるに違いない。

当日のプログラム詳細はコチラ↓



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