エッグドナーに女性だけの世界……現代の価値観を揺るがす作品特集
現在noteでは #多様性を考える という特集が組まれていますが、今回はそんな特集にぴったりの映画をご紹介します。
技術の進歩や多様性の高まりにより、婚姻した男女が子をもうけるという常識が変わりつつあります。シネマディスカバリーズでは、そんな時代を反映するかのような2作品を配信中です。
女としての存在価値を求めて
『Eggs 選ばれたい私たち』
恋愛して当たり前という風潮、結婚を急かさない両親への後ろめたさ、既婚・未婚で変わる女友達との距離感など、年頃の女性が経験するであろうシーンがちりばめられています。純子と葵の他にも、バリバリ仕事をするキャリアウーマンや出産間近の友人が登場しますが、彼女たちに共通するのは「迷いながらも自分なりの生き方を模索している」ということ。自分だけではないと、そっと女性の背中を押してくれる作品です。
男性文化に立ち向かう少女たちの物語
『Cosmetic DNA』
本作品は2020年にゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて北海道知事賞を受賞。男尊女卑という現実的なテーマを扱いながらも、ストーリーはまさに"ファンタスティック"。加えてアップテンポな音楽と色鮮やかなメイク・ファッションが、現実と空想を見事に調和させています。
気になった方は、ぜひチェックしてみてください。