小さな町の手作りクリスマスパレード
バンクーバー島中部に位置する、人口約一万人の小さな町、Ladysmith。年に一度のパレードの日、ふだんは人通りもまばらな町に人口をはるかに上回る観客が訪れます。この町はクリスマスシーズンになると、町をまるごとイルミネーションで飾るのが伝統になっていて、その輝きは、まるでテーマパークのようです。
11月30日、そのイルミネーションのライトアップイベントと、パレードがありました。
私は駐車場探しに手間取り、会場に到着した時には点灯のカウントダウンは終わっていて、まさにパレードが始まるところ。
最初は、Police, Police のバイク、Ambulance, 消防車などがサイレンを鳴らしながら先導。
これは、事件とかじゃありませんよ。
にぎやかな緊急車両たちのあとに、市民や地元の企業の山車が続きます。
これは、びっくり仰天、囚人の山車です。
お硬い役所も、遊び心があっていい。カナダのこういうところが好き。
見たこともない人だかり。パレード終わって帰るところです。
この後、トランスファービーチで花火大会がありました。
それを知ってたら、車はトランスファービーチに停めたのに!!
面白いのは、こんなに人がいっぱいいるのに、レストランなどは営業してるようなしてないような。スタッフもパレードを見てるのでしょうか?今年はフードのテントの方には行かなかったんですが、去年は数台しかなかったです。こういう書き入れ時に、商売をしないなんてさすがカナダ人ですね。商売よりも、自分たちが一番に楽しむ!そういう姿勢は、見習いたいものです(笑)町のライトアップの準備はボランティアでやってるようですし、電気代などの費用は寄付でまかなっているようです。
ライトアップ翌日、通りがかりにハイウェイから見ると、誰もいないであろうメインストリートに煌々とイルミネーションが灯っていました。見る人もほとんどいないのに、ちょっと寂しいですね。Ladysmithの町は、暗くなるとだーれも外出しないのです。夜営業しているカフェも2、3軒ありますが、私は行ったことがない。スーパーも22時まで営業していますが、18時すぎに行くとお客が誰もいなかったりします。
なんとも不思議な、Christmas Lightsです。
Christmas Lightsは1月上旬まで続きます。
こちらは、去年の記事です。写真の撮り方がいまいちでした。
Ladysmithの町は、今は小さな落ち着いた古き良き田舎町という感じですが、昔Loggingや石炭産業が盛んだったころは、労働者も多くかなり活気があったようです。
今は何も残っていませんが、列車に満載した石炭を船に直接シュートするための巨大な埠頭があったそうです。
目立った産業もなく、観光地としてもそこまで目玉はないLadysmith。これからも静かなリトリートの町としてありつづけていくことでしょう。