快速ドリブラー『アリエン・ロッベン』の秘密
今回は引退した世界的快速ドリブラー『アリエン・ロッベン』について書いていきます❗️
僕も好きなドリブラーで、わかっていても取れないドリブルと"ロッベンゾーン"に入った時のシュートが凄く上手いですよね!
今回は。その2つについても出来る限りお伝えし、活かしてもらえればいいなと思います✨
1.ロッベンの凄さ
名前 : アリエン・ロッベン
国籍 : オランダ🇳🇱
身長 : 180cm
年齢 : 35歳 (1984年11月26日)
ポジション : FW(WG.CF) , MF(SH)
経歴 : フローニンゲン(🇳🇱) → PSV(🇳🇱) → チェルシー (🏴) → レアル・マドリード(🇪🇸) → バイエルン・ミュンヘン(🇩🇪)
最初のクラブであるフローニンゲンでは16歳の若さでトップデビュー。そこでレギュラーを勝ち取り2002年には同リーグ所属のPSVに移籍。
2004年3月にプレミアリーグのチェルシーに移籍。プレーシーズンマッチで怪我を負ってシーズン開幕には間に合わなかったがその圧倒的な突破力を武器にすぐにチームの主力として活躍。
2007年にはリーガエスパニョーラのレアル・マドリードに移籍。
やはりその高いポテンシャルですぐにレギュラー格として試合に出場したが、怪我が多く2009年C・ロナウドらの獲得で放出候補になりバイエルン・ミュンヘンへ。
バイエルン・ミュンヘンで"ロベリー"の片割れフランク・リベリーと出会い厚みのある攻撃を生み出し幾度とないタイトルを取ってきた。
皆さんの知っている通りロッベンといえばやはり世界屈指のドリブラーでありカットインから繰り出されるシュートはゾーンに入ってしまえば止められることはない。
19歳の若さでバイエルンに移籍した現G大阪の宇佐美貴史は『カットインとわかっていても取れない』と言ういほど切れ味抜群だ。
2.わかっていても取れない秘密
次にロッベンの『わかっていても取れない、止められないドリブル』の秘密はなんだろう❓と言うところに触れていきましょう。
例えばこのシーン。
さすがロッベンのカットインとシュート!
相手の逆をいとも簡単に取ってしまうところは本当に素晴らしい。
さてこのカットインの凄さについて、僕なりに解説してみようと思います。
まず注目してほしいのは、逆を取るアクションを起こす直前
この黄色い丸をつけた場所が一つ目の逆を取る秘密になるんです。
ではそれは一体なんなんでしょうか?🤔
それは相手の重心の向きです。
相手とロッベンに矢印をつけてみるとわかりやすいと思います。
ロッベンがスピードに乗った状態でカットインをするときは、ロッベンがトップスピードな為この矢印のようにロッベン側の片方の足に重心が大きく集中している時であり、DFの進行方向がゴール側の時がほとんどです。
ドリブルデザイナーの岡部さんは『重心切り』とも呼んでいますが、まさにその言葉が当てはまるでしょう。普段カットインを狙う際に基本となる事かもしれないが、再度最初の黄色い丸のところに注目してみてみると、このカットインは、人に仕掛けるのではなく、相手の軸足に仕掛けに行っていると思っています。
カットインに対しては、いろんな人がコツやどうして抜けるのかを解説していますが、そのどれもが正解だと思います。
ですが、それ以外の部分で僕が気になっていたのは『どこに』仕掛けていたのかです。
普通この一対一を成功させるには一度若干外側にボールを出して、相手をボール方向に釣り出して深さを生かしてカットインを仕掛けたり、上体フェイントを使って相手の重心を操ったりするのですが、ロッベンはそのままの直線上の走りと、仕掛けるタイミングを見計らって相手の軸足にカットインを仕掛けることによって無駄にワンタッチすることや上体をそらすことなくスムーズに、そしてより深く仕掛けることが可能だと思います。
またこの『重心切り』をすることで、もう1つ強みを出すことができます。
それがカットインと見せかけて縦に抜けることです。
ロッベンとは少し離れますが軸足に対して、1度中に仕掛けてアンクルブレイクを完璧に成功させた人がいます。
それが皆さんもご存知、バルセロナのリオネル・メッシです!
ロッベンもよく使いますが、このシーンのメッシの間合いは、少し近いかなと思うところもあると思いますが、やはり軸足に対して最初のロッベンのカットインとは違い、あえて一発目に中に対してのカットインを仕掛けることで、ボアテングの重心が一度中に向きになり、状態が後ろ向きな為次の行動に移るときの重心移動がバラバラな重心移動になってしまったため倒れるしかなかったと思います。
このように重心がのった軸足に仕掛けることで、2つの良さが発揮されるドリブルを埋めるというわけです。
そしてもう1つロッベンのカットインには秘密があると思っています。
そのもう1つが何かというと、カットインをする際のボールの出す場所です。
例えばこのシーン。
もっとわかりやすく静止画にします。
ボールの出す位置が普通のカットインよりもやや外に感じませんか?
矢印をつけるとこんな感じ。
ロッベンがカットインをする際は、殆ど斜めに仕掛けてると感じます。(相手に対して、少し膨らむ)
これによってもし読まれていても取れない、足が届かない、触れないカットインになっているという秘密があったのです!
※相手に対して斜めにしかけすぎるとその後ボールに行くときに大きな膨らみが生ますぎてしまうのでも。しやるなら気おつけてください。笑
3.ロッベンゾーン→シュート
『ロッベンゾーン→シュート』ということでまずロッベンゾーンの説明からしていきたいと思います。
ロッベンがカットイン後にシュートに移行し素晴らしいゴールを生み出しているゾーンのことを僕はそう読んでます。
だいたいこの辺。
このゾーンに入った時のシュートはコースも、そしてスピードもあるボールを蹴ります。
このシュートにもさっきのカットインが関係しています。
先程のカットインの紹介の2つ目の秘密に出てきたのは、相手のやや斜めにボールを置くというものでしたが、これはシュートの際にも同じことが言えます。
カットイン後ロッベンがシュートモーションに入る際、相手がいくら足を伸ばしてもシュートを打たれてしまう。それはなぜか?
もちろんここも斜めにボールを置くことで、届かない、そして今回に関してはDFはシュートコースが一個塞げても、他が穴だらけだということです。
今回を丸をつけてみるとこんな感じ。
やや斜めに仕掛けたことで、DFが足を大きく出してきた股下(ニアのゴロ)、そしてこのシーンでは32の左側(ファーサイド)にコースを作ることができ、他のシーンでもシュートコースを常に確保していたというわけです。
そしてこのシュートのうまさは上半身のひねりにも関係があります。
体を開いた状態からニアを撃ち抜く時やカーブを蹴る時にひねるように、しっかりした軸の中から撚れることでよりシャープでより強いシュートが打てます。
ロッベンゾーン→シュートのうまさの秘訣はドリブルで作り上げた穴と、状態が関係していたんです!
そして総括するとわかっていても取れないカットインドリブルには、重心とボールの出す位置が関係しており、それによってロッベンゾーンに侵入後。そのカットインの仕掛けでで生まれた穴と自分の体をひねるスペースが生まれた事で、多様なシュートを打つことができていると思いました!
4.Next.ロッベン(候補)
最後に僕の思うnextロッベン候補をご紹介します。
1.ステーフェン・ベルフワイン
PSV所属(エールディビジ) 、オランダ代表🇳🇱
年齢 21歳 (1997/10/7)
身長 178cm
利き足 右利き
ロッベンとは違い右利きだが、その世界トップクラスのスピードと、深さのあるカットイン、そしてシュート精度はまさに『NEWロッベン』として活躍するだろう。
2.フロリアン・トーヴァン
オリンピック・マルセイユ所属(リーグアン) フランス代表🇫🇷
年齢 26歳 (1993/1/26)
身長 179cm
利き足 左利き
酒井宏樹選手と同じチームに所属しているトーヴァンは、今シーズンは16得点とPSGのカバーニに次いで4位であった。
その驚異的なスピードからのカットイン、そして強烈かつ正確な左足はまさにロッベンと言えるのではないだろうか。
5.最後に…
いかがだったでしょうか?
ちなった最初の記事だったので、誤字、文章の乱れが目立つかもしれませんが、皆さんにロッベンのドリブルとシュートの秘密が少しでも伝わっていればいいなと思います❗️
これからもドリブラーや、キーパーについても書いていこうと思っているのでまた拝見していただけると嬉しいです😆
ご愛読ありがとうございました!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?