老後は生きる喜びを探す旅路である
わたしは、相談に来られたいろいろな方のお話を聞いているうちに、こちらの方が、元気をもらったり、大切なことをハッと気づかされることがあります。そんな瞬間こそ、行政書士の仕事の醍醐味だなあと思うことがあります。
後期高齢者と言われる年代の方とお話ししていると、「もう十分に生きたから、思い残すことはない」と言われる方もいらっしゃいますが、「まだまだ、生きたい。だって生きているからこそ、楽しいことにもであえるのよ」とおしゃる方もいらっしゃいます。
どちらの方も、言い方は違うけれども、生きる喜びを探している、探し続けている方だなあと思うのです。
若いころは、生活のためにシャカリキに働いたから、悠々自適の今が人生のゴールデンタイムだという方もいらっしゃいます。
「やりたいと思ったときに、なんでもやればいい。人生は短い、本当にあっという間に終わっちゃうんだから」
そう励ましていただいたこともありました。
超高齢化社会と言われる社会は、経済成長だけが勝ちなのではない、老いを楽しむ、すなわち、生きることを楽しむことが、最高の価値だとなるような社会になっていくといいなと思うこの頃です。