【小説】 不正疑惑の疑い
すごい!
かよちゃん、1位とってるよ。
彼女だけがビックリして側で自分のように
喜んでくれた
彼女は帰国子女で
小学生までドイツで育った
仲は良かった
周りは少し、いやかなり不信感を漂わせていた
あの日
まだ中学1年生
塾は中学になったので入った
クラスは1番下のクラス
テストの結果は悪かったから1番したのクラスだった
英単語のテストがあるから
ちゃんと覚えてきてね!
そう、塾の先生に言われて
単語ならばできるだろうと
一生懸命、単語を暗記した
見てるだけでは暗記できないとわかったから
書いて暗記した
キャンパスのノートは気づいたら
一冊びっしり書いてもう書くところがないくらい
勉強した
そうしたら
テストで1位をとった
周りは何で下のクラスの子が
1位をとれたのかと
カンニングを疑った
と、いうか言われた
トップのクラスの男の子が2位になっていた
ショックだった
一生懸命に勉強しても
信じてもらえない悲しみは怒りではなく
今と違い
やる気スイッチになった
まずはクラスの順位をあげてやる!
そう思った佳世子は
塾の勉強の為に
家庭教師を母に言って家に来てもらえるように
した
塾の勉強の為に
アホな考えの佳世子は
個別指導塾にも入って
塾の教科書の勉強をした
そうしたら
クラスの順位は
テストがあるとどんどんあがっていき
1年たたないうちに
4つ上のクラスになっていた
カンニング疑惑はいつのまにか
なくなっていた
上から数えたら2番目のクラス
クラスは本当に真面目で
下のクラスで仲良く話していた友達と
疎遠になりつまらなくなった
と、いうことで
勉強しなくなった
どんどんクラスは下がっていったけど
下のクラスには友達がいたから
たのしかった
人は疑ってかかるもの
一方がストーカーだと
権力のある人がいえば
みんな信用するよね
そんなことを
するから
ストーカーじゃなくても
どんどんレッテルを貼られた人は
悪の道に行くんだと
心の中で
少し悲しい気持ちになりながら
やはり
医師がこの前言ったように
知的障害ではなくて
頭を使っていないからだと
気づいた
今日この頃、、、。
でも、佳世子の考えは
生まれつき少しバカに加えて
病気になり
向精神薬を大量に飲んでいたからだなんて
処方してくれた
医師には言えなかった
迷っているんだ
医師が言った言葉
君が頭がよくなると
言ったら言い返す佳世子に
ジョコはなってほしくなくて
自分の言うことを聞く佳世子さんで
あってほしいという
医師の考えは当たっていた
ジョコは仕事をやめろとよくいう
流されてはだめだ
今はそう思える
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