【アフリカ】未曾有の幸せに気づいた日
フランス在住のアリアリです。
アフリカのジブチという国で3年暮らしました。
世界一暑い国と言われ、貧しさでも相当なものでした。
それでも人々は陽気で、楽しそうにおしゃべりして暮らしていました。
生産的な国ではないので、みんな時間はたっぷりありました。
そこでは人生観を変えることがいくつもいくつもありましたが、
ある日言われた言葉もその一つです。
「日本のように争いがなく豊かで素晴らしい国に生まれることができたら、それ以上何も望まない。どんなに幸せなことでしょう」
日本に生まれるだけでどんなに幸せだろうと考える人が世界には億単位でいるかもしれないと、その時はじめて思い至りました。
その後しばらくして日本に帰った時、人々が電車の中で少しも幸せそうでないことにショックを受けました。
日本にいたときは当たり前のことだったので、何とも思わなかったのですが。
日本は日本のたいへんさがあるのですけれど、でも幸せに鈍感になっているのではないかと思うことがあります。
平和や、豊かさや、選択の自由など、歴史的にも世界的にも、ものすごく幸せな状況が今の日本にあります。
もっとその幸せを感じて、せっかくだから享受&堪能してもいいのではないでしょうか。
今日も戦争がない。やったー。みんなありがとう!お祝いしよう!とか。
今日食べる分はちゃんとあるよ、明日の分まである。万歳!踊っちゃおう、とか。
今日も屋根があるところで寝られるよ、しかも布団もある。最高!歌っちゃおう、とかね。
理不尽なことやキャパを超えることに合うとつい落ち込んでしまいますけれど、信じられないくらいの幸せもたくさんあるのだと、落ち込む合間に考えるのはいかがでしょう。