【日本ドラマ】2024年秋ドラマ短信2
短信2です。
ジャンルも順番も関係なく、見た順にあげていきます。
短信1はこちら→⭐︎
『潜入兄妹』
第1話みました。
冒頭で父親が殺される。
さっきまで電話で話していた父が、怪しげなやつと廃店舗みたいなところへ行き、ザクザク刺されて、兄妹の目の前でガスで爆死。犯人の手の甲には、特徴的なタトゥー。
悪い組織は中華風。
復讐モノだけあって、韓国ドラマっぽい。
警察官の父は、実は悪い組織に潜入していて、身バレして殺された。それを知った上で潜入官にスカウトされたって、すんなり受ける訳ないだろ→やらないなら(ハッキングとか色々やっちゃった)妹を逮捕するよ→やるしかねえな。
っていう、この手のやつのよくある流れ。
定型ではあるけれど、まるであらすじのようにだいぶサクサクいく感じで、つい勢いで見ちゃいそう笑 いずれにせよ潜入モノは見ることにしているので、よほどのことがない限り見ていくつもり。
(にしてもそこに盗聴器はすぐにバレるんじゃ?)
『あのクズを殴ってやりたいんだ』
第1話みました。
結婚式当日に結婚相手に逃げられた主人公ほこ美(奈緒さん演)。(そして妹がさや美ってどういうネーミングセンス笑)
男に振られたといって泣いて娘に電話してくる母親はキツイなあ。それに振り回されるしっかり者の良い娘っていう構図もキツイ。仕事のチャンスも棒に振って。
そしてなんなのこのバーテンダー海里(玉森裕太さん演)。いきなり「ほっこ」って読んだりキスしたり、そんなのおかしいでしょ、ってならないのがこういう子の弱み。いつもうっすらとつらいから、すがっちゃうんだよね。
つまりそういうところから自立していくっていう話なのかな。
バーテンダーをクズ認定したところで初回終わり、だけど、海里はただのクズじゃなさそうな匂わせもありで、次回見るかどうかは微妙だなー。
トレーニングも含めボクシングシーンは見てみたい気がする(冒頭にちょっとあったが)。
『全領域異常解決室』
警察の架空組織の話。
一見、超常現象や怪異かと見える事件を1話完結で解決していく模様。
謎解きみたいなやつが好きな人向けのドラマのようです。
『宙わたる教室』
元研究者の理科教師・藤竹叶(窪田正孝さん演)と、定時制高校に通う生徒たちの話。
第1話は、悪い仲間との腐れ縁が切れない一見不良の男の子・柳田岳人(小林虎之介さん演)の話でした。
実はディスクレシアだったことに、周りも本人も気づかずにここまできてしまった岳人。実際は聡明で、計算能力が高いのに、周囲の無理解と、自分自身の無理解によって、報われない努力を重ね自信をなくし、誤った道へ流れていった… こういうことは実際に多くある/あったんじゃないかと思う。
そのことに気づいた藤竹の指摘に、ホッとするのでなく「いまさら知ってどうなる」と逆に取り乱す岳人の心情を思うと胸が痛い。
こういう感じで生徒一人一人のエピソードを綴りながら、藤竹が学校に科学部を作って研究から発表に至るまでを大きな筋として進んでいく模様。
あと、当然ながら藤竹も何らかのワケあり。
理系の先生って自分も“いまだ学徒である”っていうスタンスの人が多い気がする。他人の領域に容易に踏み込まず、科学的なアプローチで生徒と向き合うような教師は理想的だけど、そういう人はアクシデント的に教師になるような人。藤竹もそんな人のような感じ。窪田正孝さん良い感じですね。
次回も見ます。
『放課後カルテ』
小学校ものはあまり好きじゃないのですが、第1話見ました。
“ぶっきらぼうだけど人間愛があって本質突いてる人”系のドラマ。漫画原作。小児科医である無愛想な牧野峻(松下洸平さん演)が、学校医として保健室に常駐することになり、子どもたちのSOSを見抜いていく。
『宙わたる教室』ではディスクレシアでしたが、本作第1話ではナルコレプシー。居眠りばかりしている子が、その事によって起こる周囲との軋轢に悩んではいても周囲に打ち明けられず、自分をダメな子と思い込んでいた。親も教師も思い至らなかったが、牧野がそのことに気づき、子どもは救われる。
教師にこれくらいの知識はあってほしい、あるいはせめてその異常さに気づく感性を持っていてほしいと思うのは望みすぎでしょうか…
親は学校での子どもの様子はわからないし、子どもって(その子によるかもだけど)あんまり学校のこと話してくれないんですよね。
学校って特殊空間で、学校で生きる子どもと、社会で生きる親って同じ尺度や時間感覚で生きていなくて、毎日一緒にいるけど、以外と遠い存在だったりする。特に子どもはそう感じている気がします。学校ってめまぐるしいんだよなー。
親からすると、子どもの内部で起こっていることを察知したり理解したりすることは、簡単ではないです。やっぱり他者なんで。
牧野のような学校医がいたら、子どもたちの心身の健康という観点からは安心できそう。
ドラマとしてどうかっていうと、たぶん今後も、現代の子どもたちに起こっている問題を知ることができそうなので、そちら方面に関心のある方にはおもしろそうです。さらに、初回の最後に牧野はワケありらしいと知らせる場面があったのでその方面が気になる方もいるかと。
『未来の私にブッかまされる!?』
第1週目見ました。
プロポーズする予定で恋人を待っていたレストランのテーブルにおじさんがやってきて、いきなりプロポーズはやめておけと言う。そのおじさんは30年後の自分だと言うのだが、俄かには信じ難く、レストランから追い出してもらう。しかし後日帰宅するとそのおじさんが家にいて…
1週目なので、主人公・五十嵐頼人(綱啓永さん演)の背景をさりげなくわからせる内容。最後におじさんの言うことを少しだけ信じて、少しだけ行動する五十嵐だが、そのせっかくの行動が肩透かしを食らって、さあこれからどうなる、という展開。
若い人と中年以降の人とで違った見方ができそうなドラマ。
若い人にとっては、30年後に後悔しない生き方を見つめ直す機会になりそうだし、中年以降の人にとっては、人生においてやり残したことはないかと自分自身に問うきっかけになりそう。
「あなたは今、幸せですか」と問い、そうでないなら行動しよう、と思わせるような作品かも。
次週も見ます。
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以上6作品でした。
まだまだ新作あります。
短信3に続きます(見てからね)。
みなさまも、良いご視聴を。